就職活動を進めていく上で、軸を定めることは必須です。軸が定まっていることによって、軸をベースに会社選び・仕事選びができ効率よく就職活動を進めることができます。また内定通過率をあげられ、自分に合った一社に巡り会うことができます。
就活の軸が決まっていない方や答え方に悩んでいる方におすすめの内容になっています。
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この記事の目次
【就活の軸 例文あり】必要性や答え方など例文も含めて徹底解説!
今回は、就活の軸の必要性や答え方などを例文も用いて徹底解説していきます。例文を通じて、より自分が書く時のイメージを湧かせることが出来れば幸いです。
就活の軸とは
就活の軸とは、就職活動を行っていく上で自分で定めた会社選び・仕事選びの価値観を示します。また仕事を通して自分はどうなりたいのか・何を成し遂げたいのかを定めることも示します。
就活の軸の必要性
就活の軸が定まっていると効率よく就活を進められます。具体的には軸をベースに会社選び・仕事選びができるので闇雲に会社を探さなくてもよくなります。また面接の場面でも一貫性を持って自分自身を表現できるので自信を持って選考に挑むことができます。このように軸を一つ持っておくことによって、就活の様々な場面で有利になっていきます。
就活の軸の作り方
就活の軸の作り方に関して、以下で説明する3つの手順を踏まえながら、自分なりの軸を形成していきましょう。
1.自己分析
まずは過去の自分を振り返り、どういう時に自分はモチベーションが上がったのか・下がったのかを考えて自分の適性を考えていくといいでしょう。そこから自分自身が一番大切にしている価値観は何なのかを導き出していくと、就活の軸に繋がっていくかもしれません。
2.業界分析・企業研究
業界分析・企業研究を通して、自分自身が良いと思った点・悪いと思った点、感じたことを言語化していき、軸を作っていく方法です。業界分析・企業研究のやり方について、まずは浅く広く行うと良いでしょう。最初は自分には合わないだろうと思っていた業界でも調べていくうちに自分と合致しているかもしれません。
業界分析・企業研究をした後に、自分が立てた仮説と合っているかどうか検証するのが次に紹介する会社説明会やOG/OB訪問です。
3.会社説明会やOG/OB訪問
業界分析・企業研究をした後に、会社説明会やOB/OG訪問を通して自分が立てた仮説があっているのかを検証してみましょう。ここでもまた自分が思っていたこととのギャップが生じるかもしれません。実際に会社の雰囲気や社員の方達の雰囲気を自分の目で確かめることによって、どう感じたのかを更に言語化していくことで、以前よりもしっかりとした軸を作ることができます。
会社説明会やOG/OB訪問に参加した際は、積極的に質問をするようにしましょう。また実際にそこの会社で働いている社員の方達は、就活をしていた際にどのような軸を持って就活をしていたのかなどを聞くことで、自分自身の軸作りの参考にしても良いかもしれません。
以上の3点を行うことで自分なりの「軸」が形成されていきます。それでもまだしっくり来ないなと感じる方は、会社や業界のジャンルの幅をもう少し広げてみて考えていくことをおすすめします。例えば大手企業の会社説明会しか参加していないのであれば、中小企業やベンチャー企業、スタートアップ企業の会社説明会に参加することをおすすめします。また今までみてこなかった業界も見てみてはどうでしょうか。視野を広げることで新たに感じることがあると思います。
就活の軸についての例文3選
自己分析、業界・企業研究、会社説明会・OB/OG訪問を行うことで、軸になる要素がある言語化できたと思われます。そこでより具体化していくために、以下3点の例文を用いながら、軸を形成していきましょう。
1.今までの経験を基にした軸
自己分析を行うことで、過去に何を行い、そこで何を感じ、モチベーションの振れ幅について理解できたと思います。そうした過去の経験を基に形成していくことで説得力のある軸が仕上がります。具体例を上げていくと
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- 飲食店でのアルバイトの経験から人と関わるのが好き→営業や販売といった仕事に就きたい
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- 大学4年間でTOEICの点数を500点から800点に伸ばすことができた→エンジニアた研究職といったコツコツと取り組む仕事、長期に渡るプロジェクトに関わる仕事に就きたい
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- サークル、アルバイト、趣味で何か作り上げた(プロダクト、サービス、文化祭、イベント)経験→プロダクトやサービスを発明し、社会に広げていく仕事がしたい
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- 発展途上国に留学し、日本よりもインフラが整っていない現実を知った経験→発展途上国を支援する仕事に就きたい
と言うような感じで過去の経験と志望する業界・職種と結びつけることをおすすめします。例文は以下のようになります。
この経験からお客様が抱えている問題を解決する仕事にやり甲斐に感じ、将来もこのような仕事に携わってみたいと思い、御社を志望致しました。
このように自分が過去に行ってきた経験と志望する職種を掛け合わせることで、面接官に自分が将来会社で働いているイメージを膨らませることができます。志望する会社で自分が働いているイメージがつきやすいと選考通過率を高められます。ポイントは過去の経験を交えながら自分が志望する会社で働くイメージを膨らませて、面接官に伝えることです。
2.自分の強みを基にした軸
自己分析を行うことで、自分の長所・短所が見つけられたかと思います。長所・短所を発見できたのならば、自分の長所が活かせる仕事は何かを考えて、軸を作成していくこともありです。長所が活かせることによって自分と会社の両方にメリットがあります。長所が活かせるということは、仕事に対してストレスを抱えることなく行えて、仕事を通してさらに長所を伸ばせる、仕事で活躍できる人材になれる、などが挙げられます。会社の立場になって考えた際も、その人が活躍できると業績を伸ばせる期待ができるといったメリットがあります。自分の長所と職種を掛け合わせた際に、どのような例が挙げられるかというと
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- 主体性が強い→決められた仕事だけでなく、課題を発見し解決するためにどうしたらいいのかの創意工夫が求められる仕事に就きたい、自走力が求められるベンチャー企業やスタートアップ企業がおすすめ
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- コミュニケーション能力が高い→営業や販売といったお客様と直接関わる仕事がしたい、テレアポや訪問営業、新規開拓を行う仕事がおすすめ
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- 忍耐力→すぐに成果が出なくても諦めずに取り組める仕事がおすすめ、新規開拓やテレアポといった粘り強さが必要な仕事が挙げられます。
あくまでこれは一例に過ぎませんが、自分の長所と仕事を掛け合わせた際にどのような仕事が上げられるのか書き出していきましょう。思いつかないのであればキャリアアドバイザーの方と相談しながら見つけていくのがおすすめです。
では、実際にこれを文章にして当てはめていくとご覧のようになります。
私の強みは〇〇〇です。私の強みが生かされた経験は×××です。
×××の経験から、自分の強みを発揮することができ△△△という結果を残せました。
これらの経験から、御社でも自分の強みが活かせるのではないかと思い、御社を志望しました。
先ほど説明したように、ここでもなぜその強みが自分の強みだと思うのかの根拠が必要です。根拠があることで説得力が増します。強みの根拠を説明する際には過去の経験を説明する必要があります。自分の強み×強みが発揮した経験×どのような成果を出したのか×会社でその強みをどう発揮できるかの4点を掛け合わせて面接で話すことを忘れないようにしましょう。
3.将来成し遂げたいこと・野望を基にした軸
将来成し遂げたいことや野望がある人は、その内容をそのまま面接で伝えるといいでしょう。ただ面接では伝え方に注意しないといけません。伝え方として、なぜそれを目指したいのか・その夢を目指すようになったきっかけ、目指すために自分は何をすべきか、会社で自分はどのように貢献できるか・どういった成果を出せると思うか、などのプロセスをしっかりと伝える必要があります。特に重要なのは会社で自分はどのように貢献できるかです。
会社は営利目的で成り立っており、自分の夢を叶えるためだけに成り立ってはいません。なので、自分が実際にその会社で働いた時に、どのように貢献できるのかを具体的に伝えていく必要があります。
またもう一つのポイントとして、将来成し遂げたいことは、あまり明確に伝えない方がいいかと思います。確かに将来のビジョンを明確に持っていることは大変素晴らしいことです。先ほど伝えた内容と矛盾しているかもしれませんが、これには理由があります。夢の内容を明確に伝えることによって、会社側は「もしもその学生の希望に沿わない部署に配属させたら辞めてしまうのではないか」という懸念を抱いてしまい、場合によっては選考通過率が下がってしまうかもしれません。なので将来のビジョンは一言or二言で簡潔に伝えることがいいでしょう。大切なのはそのような夢を抱いたプロセスと自分は会社に対してどのような貢献できるかです。
ここで例文をご紹介していきます。
以上の理由から、御社で〇〇を成し遂げられると思い志望いたしました。
面接官が話に飽きないようにするには、将来のビジョンに関しては一言or二言で簡潔にまとめることがポイントです。より詳しく聞かれた際は、それに応じて回答するよう心がけましょう。
就活の軸の伝え方について
面接で就活の軸について聞かれた際に、まずは一言or二言で結論をまず伝えるようにしましょう。詳細については以下の手順を踏まえて伝えると面接官に分かりやすく伝わります。
(1)結論
まずは、結論(就活の軸)を一言で伝えるようにします。
伝え方としては、「私は〇〇を軸に就職活動を行っています」です。
軸に関する質問問わず、質問されたら結論を伝えることが話し方の基本です。
(2)具体的なエピソードを簡潔に・相手に想像しやすく伝える
次になぜそのような軸を立てるようになったのか、軸を形成した経緯について具体的なエピソードや経験を簡潔に・相手に想像しやすく伝えるようにしましょう。結論の後には必ず理由を一言or二言で伝えると説得力のある内容になります。
伝え方としては、
例)なぜその軸なのかというと、〜〜(エピソード)だからです
例)私は将来〇〇になりたいです。理由は××だからです。
(3)企業の特徴を交える
上記で伝えた軸と企業の特徴やビジョン、求める人材、仕事内容、事業内容などを掛け合わせて話すと尚更良いでしょう。ですがここまで伝えると質問に対して回答が長くなってしまうので、別の質問が問われた際に、自分の就活の軸と企業の特徴を掛け合わせて話すと筋の通った内容を面接官に伝えられます。また企業の特徴を説明する際は、「以上の理由から御社を第一志望としています。」との一言を必ず面接官に伝えるようにしましょう。企業側は学生に「御社を第一志望しています」との一言を聞きたいのです。この一言を言ったからと言って、必ず受かるとは限りませんが、自分をアピールする上で必ず最後に「御社を第一志望としています」の一言を伝えるようにしましょう。
就活軸のポイントとしては、ダラダラと話さないことがポイントだと思います。ダラダラと話してしまうことによって、話が長くなり面接官が飽きてしまいます。そうならないためには、軸を一言で伝え→理由を一言or二言で簡潔にまとめることがポイントです。
緊張してしまうと話が長くなってしまいますが、話が長いと面接官が飽きてしまい、不合格になってしまう可能性が出てきます。質問に対して自分の話が長いなと感じる人は、文章をコンパクトにまとめてみてはどうでしょうか。面接の受け答えとしては基本一問一答で答えるように心がけていきましょう。そこから深ぼった質問が問われたら、答えればいいだけで聞かれてもいない余計なことは話さないようにするもの面接の極意かと思います。
まとめ
あなたは面接で就活の軸をしっかりと伝えられていますか。今回は就活の軸の必要性や答え方について解説してきました。今回解説した内容をもとに自分なりの軸を定めて、就職活動に励んでいきましょう。