こんにちは。就職活動関連の記事を執筆しているライターのりんです。
何とか大学に入学したものの、「fラン大学」といわれる大学で、就職に関する不安や悩みを抱いている人も多いかと思います。
本記事は、無名の新設大学から東証一部上場企業に就職することができた経験を踏まえて、本当に効果があったことだけを厳選して紹介します。自分の学歴をコンプレックスに感じている人は、ぜひ参考にしてみてください。
タイトルにあるように、新設無名の大学から東証一部上場企業に就職した経歴があります。
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この記事の目次
【fラン大学就職】無名大学から上場企業に就職した私がオススメする8つのこと
今回は、fラン大学出身者が就職活動を成功させるためにやっておくべき8つのことを紹介します。
1.fラン大学はブラック企業に就職するしかないのか
様々なサイトを見ていると、「fラン大学出身者は人手不足の企業に就職するしかない」「就職したいならブラック企業でも仕方がない」など、ネガティブな情報が溢れています。しかし、本当にそうなのでしょうか。ここからは、就職活動における「学歴」の位置づけについて解説します。
1-1.「学歴」は1つの選考基準でしかない
「高学歴の学生が優良企業に就職でき、学歴のない学生は無名企業・ブラック企業に就職するしかない。」と思っている人は多くいるかと思います。しかし、就職活動における学歴とは、選考基準の1つでしかないのです。
大手企業であれば書類選考の時点で、一定の学歴以下だと落とされてしまうということは多々あります。しかし、これは応募数が多すぎると全員を面接することが困難なだからです。その1つの基準として学歴が用いられることが多いため、fラン大学出身者が落とされてしまうのです。
しかし、日本経済団体連合会が実施した「企業が選考時に重視する要素」の調査によると、「コミュニケーション能力」「主体性」「チャレンジ精神」の3つを重視している企業が多いことが分かります。また、コミュニメーション能力については16 年連続第1位にランクインしています。
ここからわかるように、企業にとって学歴は人数を絞るため基準であるものの、学歴以上に重要視していることもたくさんあるのです。(引用:https://www.keidanren.or.jp/policy/2018/110.pdf)
1-2.学歴以外に磨きをかける
企業が学歴以外もしっかりと見ているということはわかりましたが、具体的にどうすれば学歴によるお見送りを回避し、優良企業の内定を勝ち取ることができるのでしょうか。
さきほど紹介した、日本経済団体連合会の調査結果の通り、企業が求める人材であることをアピールできればいいのです。しかし、単に「私にはコミュニケーション能力・主体性・チャレンジ精神があります!」といっても何の説得力もありません。そのため、自分自身にはコミュニケーション能力・主体性・チャレンジ精神があるということを証明できる経験をすることが何よりも近道となります。この経験をエントリーシートや面接でしっかりと企業に伝えることができれば、企業はあなたに学歴以外の魅力を感じ、内定に近づくことができるでしょう。
つまり、学歴で勝負できないのであれば、他の部分で勝負できるように自分自身を磨けばいいのです。また、様々な経験を積むことで自分の価値や希少性を高め、自分自身をブランディングすることで、他の学生との差別化を図ることが可能です。
2.就職活動前にやっておくべきこと
さきほど「自分自身にはコミュニケーション能力・主体性・チャレンジ精神があるということを証明できる経験をする」と述べましたが、具体的にどのような経験をすればいいのでしょうか。ここからはfラン大学生が就職活動を成功させるために、就職活動前にやっておくべきことを4つ紹介します。
1.長期インターン
まず1つ目は「長期インターン」です。インターンと聞くと就職活動の一環というイメージが強く、大学3年生から参加するものと思う人も多いかもしれません。しかし、長期インターンは大学1年生から参加することができます。内容は社員の方と同様の仕事や社員の方の補佐など、実践的な経験を積むことができます。
また、長期インターンの募集をしている企業は、ベンチャー企業などが多いため、経営陣の近くで仕事を学べる可能性もあります。他にもIT系やマーケティング会社など、専門分野に特化した企業もあるため、大学で学んだことを実践し、自分自身の実績としてアピールできる材料にもなります。
他の学生は、大学で学んだことやゼミで研究したことを自己アピールなどに使います。しかし、長期インターンに参加していれば、座学で学んだことだけではなく、実際に身をもって経験したことをアピールできるので、大きな武器となります。また、長期インターンに参加しているだけで主体性・チャレンジ精神のアピールにもなりますし、社会人としてのコミュニケーション能力がある程度身についているとも判断されやすいです。
2.ボランティア活動
2つ目は「ボランティア活動」です。ありきたりなように思うかもしれませんが、就職活動では非常に効果的な経験となります。しかし、ただ参加しているだけではいけません。例えばボランティアサークルを自ら立ち上げた経験などがあれば、主体性やチャレンジ精神をアピールできるでしょう。
また、既存のボランティア団体に所属したとしても、団体の運営やイベントの企画などを積極的に行うと、大きな経験となります。あまり自信がないという場合でも、後輩の育成係や外部の団体との連絡係というようなポジションを担うことができれば、コミュニケーション能力を磨くことができます。
純粋にボランティア活動に取り組むことも非常に重要ではありますが、「この経験は今後の自分にとってどう役に立つか」ということを考え、戦略的に行動することも必要になります。
3.アルバイト
3つ目は「アルバイト」です。大学生にとってアルバイトは「ただお金を稼ぐための場」と考える人も多いかと思います。しかし、アルバイトは就職活動において主に2点メリットがあります。
まず、1つ目は社員登用です。ある程度の規模の飲食店や衣料品店、書店、塾などではアルバイトの学生が就職活動に入るタイミングで、「正社員にならないか」と声をかけられることがあります。しかし、日頃の勤務態度や成績が優秀な学生から声をかけられるので、中途半端な気持ちでアルバイトに取り組んでいてはそのような機会はありません。そのため、アルバイト先への就職を考えるのであれば、日々貢献できるよう積極的に行動するようにしましょう。
2つ目のメリットは、経験・実績作りです。これまで紹介してきた長期インターンやボランティア活動と同様ではありますが、アルバイトは「自分が○○をしたから、売り上げが〇%上昇した」などの実績を作ることができる環境なのです。実際に変化を起こすことができたという経験は主体性やチャレンジ精神のアピールにもなります。さらに、周りを巻き込んで実施したことであればコミュニケーション能力のアピールにもなるので、積極的にアルバイトの場を利用しましょう。
4.資格の取得
最後は「資格の取得」です。資格はエントリーシートや履歴書にも書くことができるため、書類選考でも大きな武器となります。就職活動間近になった時に、焦って資格を取得しようとする学生もいますが、そういった場合は大体間に合わず断念する結果となります。そのため1年生の時から、少しずつ資格を取得するようにしましょう。
また、志望業界などがある程度決まっていれば、その業界・職種で活かせる資格を取得することがおすすめです。
・TOEIC
→どんな企業でも有利になります。しかし、650点以下であると逆効果になりかねないので、就職活動が本格的に始まる前に、650点を超えられるよう勉強しましょう。
・日商簿記
→業界に関係なく、経理・財務に関する職種を希望する場合は、必須の資格となります。
・ファイナンシャルプランナー
→保険会社や銀行への就職を考えている場合はおすすめの資格となります。
・秘書検定
→社会人としてのマナーを身につけられる資格のため、就職活動の勉強としてこの資格を取得する学生が多いです。
このように様々な資格があり、隙間時間を使って勉強すればいくつでも取得することが可能です。また、合格率が低い資格や志望業界に関連した資格であれば、自主性やチャレンジ精神、入社意欲までアピールすることができるので、非常に有効です。
3.就職活動中にやるべきこと
就職活動前の準備が万全であったとしても、就職活動中に気を抜いてはいけません。書類選考では、学歴を基準に合否を決めている企業も多いため、fラン大学出身者は誰よりも積極的に行動する必要があるのです。ここからはfラン大学生が就職活動を成功させるために、就職活動中にやっておくべきことについて紹介します。
1.学歴コンプレックスを捨てる
学歴コンプレックスは、幼少期から勉強が苦手だった人にとってはとても根深いものだと思います。しかし、学歴コンプレックスを抱いたまま、就職活動に挑んでしまうと、どんな場面でも委縮してしまい、積極的に行動・発言することができまくなってしまします。そんな状態であると、選考の通過や内定の獲得は非常に困難です。だからこそ、学歴コンプレックスを捨てることはとても重要なのです。
今の日本では残念ながら学歴で評価する風潮は少なからずあります。しかし、「学歴のある人=社会で活躍できる人」というわけではありません。だからこそ、就職活動では「自分は価値のある人間だ」「高学歴の学生より、社会に出れば自分の方が優秀だ」という意気込みで挑んでください。
またインターンや選考で、知識や学力で自分が置いていかれているような感覚があるのであれば、高学歴の学生に任せてしまいましょう。fラン大学出身者がたくさんいるように、高学歴の学生もたくさんいます。無理に自分が高学歴になろうとする必要はありません。
その代わり、学生時代に身につけた自主性やチャレンジ精神、コミュニケーション能力を存分に発揮してください。そのような学生は少なく希少価値の高い存在であり、企業も放っておくことができるはずがありません。万が一そのような学生を、学歴を理由に落とす企業があったとしても落ち込む必要はありません。あなたの価値に気づいてくれる企業はたくさんあります。
2.自分を企業に売り込む
近頃の就職活動では、企業が学生にスカウトするというサービスがあります。このサービスは、自分のプロフィールページを充実させていれば、自分に興味を持った企業から連絡が来て、インターンや選考に参加できるというものです。
Fラン大学出身者は書類選考で落とされてしまうことが多いということは事実です。そのため、いくら豊富な経験を持っていたとしても、その経験をアピールできる面接までたどり着くことが難しい場合もあります。しかし、このサービスに自分の豊富な経験を登録しておけば、その経験を採用担当の方に見てもらうことができるのです。
このようにこれまでの就職活動の形に囚われず、新しいサービスを利用して自分から積極的に企業に売り込みましょう。
3.就職活動に真剣に取り組んでいる人と友達になる
「真面目に就職活動している学生はダサい」というようなことを言っている学生も少なからずいると思います。しかし、流されないでください。自分の将来のために、一生懸命就職活動をすることは非常に重要なことであり、それがダサいはずがありません。
そのため、真面目に就職活動に取り組んでいる友達が周りにいない場合は、インターンや選考に参加する中で、就職活動に真剣に取り組んでいる人と友達になりましょう。そのような人と繋がっておくと、励まし合えるだけでなく、様々な情報を交換したり、悩みを相談したりすることができます。
話しかけることは多少勇気がいるかもしれませんが、就職活動の場では誰しも不安や悩みを抱えており、同じ境遇の人とその気持ちを共有したいと思っているものです。グループディスカッションなどで仲良くなれた人でも構わないので、自分自身のモチベーションを維持するためにも、積極的に友達を作りましょう。
就活サイトを賢く活用する
最後にやるべき事は就活を賢く活用することです。
現在では多くの便利な就活サイトが多数出てきており、それらを賢く活用していく事が志望している企業の内定獲得に近付くことになります。マイナビ・リクナビなどの誰もが知る有名なサイトだけでなく本メディアでオススメしているサイトをこちらで紹介いたします。
複数使いながら自身に合ったものを使うであったり、利用したいサービスだけ賢く利用するというのがオススメのスタイルです。
1.Offerbox
1つ目が、Offerboxです。
Offerboxも企業側からスカウトが来る逆求人サイトで、日本では最大級のサービスとなっています。キミスカの競合サービスと考えてもらえればいいかと思います。
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2.dodaキャンパス
2つ目に、dodaキャンパスです。
dodaキャンパスは、就活エージェントの1つで、大手教育企業であるベネッセによって運営されている点が安心な点にも繋がります。
また、オファー受信率が98%と非常に高確率な点も魅力であると言えます。就活エージェントの良い点として担当のアドバイザーさんが付いて面談等をしてくれるため、多くの就活生を見てきたプロの視点からどのようにすればいいのかアドバイスをもらえるためオススメです。
3.キャリアチケット
3つ目に、キャリアチケットです。
「2020年満足度の高い新卒エージェントの中で“1位”」に選ばれた人気の就活エージェントです。各学生に合った企業を1人あたり平均5社の紹介をしてくれる「量より質」の就活を実現しています。2017年からサービスが開始され、無料なのにもかかわらず内容がとても充実していることから現在では10万人を超える就活生が活用しています。
4.まとめ
ここまでfラン大学生が就職活動を成功させるために、やっておくべきことを紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
就職活動において、学歴は1つの判断基準でしかなく、コンプレックスに感じる必要はありません。しかし、だからといって「何の努力もしなくても良い」というわけではありません。学歴以外でアピールできるスキルや能力、経験を就職活動が始まる前に身につけておいてください。また、就職活動中は様々なサービスを利用し、企業に自分自身を売り込むことが重要です。
学歴がないという理由で、就職先を妥協したり諦めたりすることは、自分自身の将来の可能性を潰してしまうということでもあります。はじめの一歩は不安や恐怖が多いかもしれませんが、自分自身の将来のためにも、「今」自分ができる最善を尽くしましょう。