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【他己分析とは】やり方も紹介!就活を成功させるコツ
「自己分析はやってみたけど、他己分析もやった方がいいの?」とお悩みではありませんか?他己分析はやるべきです。
自己分析だけでは、思い込みや見えていない部分があるからです。就活を成功させるためには、いろいろな準備をしておくことが必要ですよね。今回は就活を成功させるために、他己分析が重要な理由や詳しい方法も紹介します。
自己分析がしっくりこないポイントについても紹介しますので、ぜひ最後までご確認くださいね!
就活中に他己分析をやっていた経験から、注意すべきポイントなどお伝えします。
自己分析と他己分析をやるべき
就活を有利に進めるには、自己分析と他己分析の両方やりましょう。就活では自分のことをそれだけ理解しているかが肝だからです。
自己分析と他己分析の両方やる有用性には「ジョハリの窓」というフレームワークがあります。
解放の窓:自分も他人も認識している部分
盲点の窓:自分は知らないけど、他人は知っている部分
秘密の窓:自分は知っていて、他人は知らない部分
未知の窓:誰も知らない部分
の4つに自己分析と他己分析の結果を当てはめます。そうすることで、自分だけの思い込みの部分や他人と共通認識の部分がハッキリとします。
紙を4分割してそれぞれ4つの窓を書き込み、答えを記入することでより理解が深まるでしょう。
他己分析を終えた後に、ジョハリの窓に解答を当てはめることもやってみるといいでしょう。
自己分析だけだと「自分はこうありたい」という潜在意識や、思い込みだと気づかずに終えてしまう可能性があります。「自分はこういう人間だ」と自信を持って伝えるには、自己分析と他己分析を終活本番前に終えることが重要です。
他己分析とは
他己分析とは「他者に質問して分析する」ことです。
自己分析の結果を踏まえて他者に聞くことで、主張の説得力が増します。
自分以外の他人に対して、
- 性格などの内面
- 初対面のときの印象
- 長所と短所
などを質問します。
自己分析だけでしっくりこなかったことも、根拠ができるため自信を持って履歴書や面接に生かせます。
他己分析をするタイミングが遅くなると「自分はどうしたいのか」分からなくなり、立ち止まることも。
他己分析をするなら、準備期間に終えましょう。
他己分析のやり方4選
他己分析のやり方は、
- 質問シートを作る
- アポを取る
- 質問する
- 結果を分析する
の4つあります。一つずつ紹介します。
1.質問シートを作る
質問シートを作りましょう。
質問相手が答えやすくするためと、質問しそびれることを防ぐためです。
質問シートをつくる際に気をつけることは、
- 質問数を多めに用意する
- 具体的に答えられる質問を用意する
ことです。
質問シートをあらかじめ用意しておくことで、他己分析がスムーズに終わります。他己分析に時間をかけると、履歴書がスムーズに書けるでしょう。
2.アポを取る
質問シートを作ったら、質問に答えてくれる人にアポをとりましょう。
いきなりお願いしても答えてくれる人がいたとしても、相手の都合もあるためアポを取っておくと親切です。
他己分析をお願いする相手は、
- 家族
- 友だち
- アルバイト先の人
- 大学の教授
- 大学の先輩
- 大学の後輩
- 知り合いの社会人
など、さまざまな環境にいる人たちにお願いするといいでしょう。
他己分析は聞く人数が多いほど精度が増します。
人数が少ないと、意見が偏ってしまうこともあります。
他己分析をするなら、あなたが所属するいろいろな環境の人たちに多く質問することがポイントです。
お互い就活を意識していますし、相手も助かります。
3.質問する
アポを取ったら、質問しましょう。
質問をするときに気をつけることは、
- 相手が答えやすい環境にする
- 相手の答えに対して深堀りする
- 相手が答えづらい時は質問シートを用意する
などがあります。
他己分析では、気を使った答えは極力避けましょう。気を使った答えではなく、本当に思っていることを引き出すのが重要です。
他己分析では本音で話せる環境づくりと、深堀りを心がけましょう。
4.結果を分析する
質問が終わったら結果を分析しましょう。
質問するだけでは、他己分析になりません。自己分析と他己分析の答えを照らし合わせることで、自信をもって主張できます。
結果の分析をする際は、
- 自己分析と同じ意見:強みになる
- 自己分析と違う意見:思い込みの可能性がある
- ジョハリの窓に当てはめる
といいでしょう。
他己分析をすることで、あなたと他者の考えが違うことはよくあります。そのときは「自分はこう思っていたけど、第三者にはこう見られている」と意識することが大切です。
面接の場では、あなたを知る人がいません。
そのような状況でもあなたが「どういう人なのか」を伝えられるように、分析まで行いましょう。
まだ見ていない方は、確認しましょう。
面倒な時はマイナビ「お願い!他己分析」を使う
他己分析は思っていたよりも手間がかかります。時間がないときやお願いするのが恥ずかしいと思う方もいるでしょう。
そのときはマイナビが提供している「お願い!他己分析」という就活ツールを使いましょう。
マイナビ「お願い!他己分析」は、
- コミュニケーション能力
- 発想力
- 行動力
- 自己コントロール力
- ストレス耐性
の5項目で分析してくれます。
「お願い!他己分析」はメールやLINEで送れます。質問がすでに用意されているので考える必要がありません。
他己分析が面倒な時はマイナビの「お願い!他己分析」を使いましょう。
気軽にメッセージを送れるので、使いやすかったです。
他己分析を頼まれたときの答え方
友だちなどから他己分析を頼まれたときは、
- 正直に答える
- エピソードと紐づける
- 解答例
が答え方のポイントです。一つずつ紹介します。
正直に答える
他己分析は、正直に答えましょう。
曖昧な答えや気を使った答えは、相手のためになりません。
- 本音で答える
- 丁寧に答える
- 馴れ合いを避ける
ことが他己分析のポイントです。
他己分析をお願いされたら、正直に答えましょう。
正直に答えられるのは対面か文面か見極め、あなたに合ったやり方を選びましょう。
エピソードと紐づける
答えるときは、エピソードと紐づけましょう。
履歴書に書くときや面接のときに、根拠になるからです。
エピソードがあると、
- 思い込みではないと面接官に伝わる
- 面接官が「このひとはどういう人か」イメージしやすい
- 自信を持って話せる
などメリットがあります。
具体的に答えることで相手の就活の支えになります。
質問に答えるときはエピソードと紐づけましょう。
「あなたに質問してよかった」と思われるうえに、就活のよい手助けになるでしょう。
解答例
ポイントは理解できても「どう解答すればいいか」迷うこともありますよね。
そのときはこれからご紹介する解答例に当てはめて答えるといいでしょう。
- 長所について質問されたとき
「あなたの長所は優しいところ」
「理由は学園祭のときのエピソードがある。率先して手伝いをしていたり、けがをしている人に気づいて付き添ってあげていた。そのことが優しいと感じた。」
- 尊敬できるところを質問されたとき
「効率がよいところを尊敬している」
「テスト期間にやるべきことがたくさんあったときに感じた。いきなり作業に取り組むのではなく、どこから手をつけるべきか吟味してから行動していた。
ベストな状態でテストに取り組めていたことが尊敬できる。」
「正直に答える」「エピソードと紐づける」ことで、「誰にでもいえることではないか」というのを防げます。
「あなたの長所は優しいところ」だけしか答えないのはNGです。
相手の立場になって、他己分析の精度を高めましょう。
面接官にとって「誰にでも共通する」と思われることを防ぐためです。
他己分析の質問リスト
他己分析の質問リストをご用意しました。
最低限押さえておくべき質問ですので「質問が思いつかない」という方は参考にしてみてください。
【質問リスト】
- 長所
- 短所
- 尊敬していること
- どの仕事が向いているか
- 第一印象とのギャップ
- 誰かに紹介する時は、どう紹介するか
- 思い出深いエピソード
- 直した方がいいところ
- 就活ではどこに気をつけるべきか
- どのような性格か
質問リストから派生して思いついた質問や、オリジナルの質問を交えるといいでしょう。
自分:質問リストの中から質問し、答えに対して「どうしてそう思ったのか」聞くといいでしょう。
自己分析はきちんとできていますか?
ここまで他己分析についてお話しましたが、自己分析がきちんとできていないと意味がありません。自己分析と組み合わせることで、他己分析は効果があるからです。
あなたの自己分析に自信が持てないときは、
- 時間をかけていない
- 自己流でやっている
- パッと思いついた意見を書いている
- 深掘りができていない
ことがあります。
他己分析と同様に「なぜそう思ったのか」深掘りしていきましょう。
自己分析の土台ができていると、他己分析でより主張が明確になります。
自分の中の意見を固め、他己分析と照らし合わせることでより強固なものにしましょう。
まとめ
「他己分析をやるべきかどうか」というお話から、やり方までご紹介しました。
就活を成功させたいなら、他己分析はやるべきです。
あなたの就活の軸になるところを決めておくと、
- 履歴書つくりがスムーズになる
- 面接で自信をもって言える
- 悩む時期が減る
などのメリットがあります。
就活は準備に時間をかけるかで、大きな差が出ます。「就活を成功させたい」と思うなら、他己分析をやってみてはいかがでしょうか?