- 就活を本格的に始めたけど、緊張しやすい性格だから、面接が上手にできるか不安だ
- 面接練習はしておいたほうがいいのか、するならどこで練習すべきか
上記のような疑問を抱く就活生も多いのではないでしょうか。
自分の進路がかかった面接でベストを尽くせなかったり、ガチガチになってしまったりする就活生は非常に多いです。過去の私もそうでした。
よって面接の雰囲気に慣れ、納得いく結果を出すためにも、面接練習は行うべきです。そこで本記事では、後輩向けの学内就活セミナーにて、面接講師を担当した経験のある私が、以下の内容を紹介します。
- 就活の面接練習方法8選
- 1人でもできる就活の面接練習
- 面接練習をする際の注意点
記事を読んだ後は、すぐに面接対策を行う準備ができますので、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の目次
【22卒】就活の面接練習はどうやる?練習するメリットや注意点も解説
就活の面接練習を行うメリットは、4つあります。
- 本番で緊張しない
- 姿勢や話し方を確認できる
- 質の良い回答を作れる
- スマートな話し方が身につく
逆に面接練習をせず、ぶっつけ本番で挑んでしまうと、以下のような悪い印象を面接官に与えてしまいます。
- 何を話したいのかわからない
- 話の内容が矛盾している
- 仕事でも準備を怠りそう
しかし、面接練習の方法がわからない就活生も多いのではないでしょうか。
次の章から就活の面接練習方法を8つ紹介します。
就活の面接練習方法8選
おすすめの面接練習の方法・場所は以下の8つです。
-
- 大学の就職課
- ハローワーク
- 地域のキャリアセンター
- 就職エージェント
- 友人と練習
- 就活イベント
- OBOGとの練習
- 実際に面接を受ける
順番に見ていきましょう。
方法① 大学の就職課
1つ目の方法が「大学の就職課/キャリアセンターの利用」です。
大学の就職課では個人面接の練習はもちろん、ESの添削や進路相談にも対応してくれます。また人数が集まれば集団面接やグループワークの練習も可能です。
もちろん「大学の職員って、就職支援に関しては素人では?」と感じる方もいるでしょう。
しかし大学の就職課には、キャリアコンサルタントやキャリアカウンセラーなどの有資格者が在籍している場合があるため、非常に頼りになります。
大学側も内定率を少しでも上げるため、親身になって就活相談に乗ってくれます。
就活生であれば、まず学内の就職課を利用してみましょう。
方法② ハローワーク
ハローワークは転職者が利用するイメージもありますが、新卒でも利用可能です。ハローワークも大学の就職課と同様、書類添削や面接練習をお願いできます。
また、中にはハローワーク限定公開の求人もあるため、応募の幅が広がるのもメリットです。しかし公的機関のハローワークは、土日祝日が休みですので、平日に日程調整をしつつ利用するようにしましょう。
方法③ 地域のキャリアセンター
地域のキャリアセンターの利用もおすすめです。
例えば「キャリぷら」などのキャリアセンターは非常に有名で、ESの添削依頼はもちろん面接練習もできます。
また地域のキャリアセンターは、他大学の就活生も利用しているため、就活の情報交換もできますし、横のつながりもできてモチベーションアップにもなります。
地方の大学だと、地域にキャリアセンターがない場合もありますが、キャリぷらはオンライン対応もしているため、積極的に利用してみましょう。
方法④ 就職エージェント
4つ目が「就職エージェントの利用」です。
そもそも就職エージェントとは、就活生に合った求人を紹介してくれる無料のサービスです。プロのキャリアアドバイザーが面談や書類の添削、面接アドバイスをしてくれます。
就職エージェントでは、マンツーマンで内定まで支援してくれるため、孤独にならずに就活を進められるのが魅力的です。
有名な就職エージェントは、リクルートの運営している「リクナビ就職エージェント」が挙げられます。有名どころ意外だと本メディアでオススメしているのが、「dodaキャンパス」という就活エージェントです。
就職エージェントはなるべく早い時期に利用しておきましょう。なぜなら早い時期に利用しないと、紹介してもらえる求人が激減するからです。
方法⑤ 友人と練習
友人と面接練習するのもおすすめです。
自分のことをよく知っている友人と面接練習をすると
- 君はこういった強みがあるよ
- あのときのエピソードを話に盛り込んでみたらどうかな
など、パーソナルな部分まで踏み込んでアドバイスしてもらえる可能性があります。客観的な意見も取り入れつつ、面接で話す内容を考えると、より具体性が増します。
また友人と練習であれば、そこまで緊張せずフランクに話せるため、リラックスして話す練習にもなるでしょう。もちろん、詳しい面接アドバイスはプロからもらうのが望ましいです。
しかし「話すのに慣れる」「エピソードを作る」といった観点では、友人と練習するのも損はありません。
方法⑥ 就活イベント
6つ目の方法が「就活イベントへの参加」です。
例えば
- 就職支援会社の開催する就活講座
- 合同企業説明会
などの就活イベントでは、面接練習を行える機会があります。
しかし就活イベント内で面接練習を行うと、周囲の知らない人に自分の姿を見られる場合があるため、「面接練習を始めたばかりの就活生」には向かない部分があるでしょう。
ですので、友人や学校の就職課などを通して、マンツーマンで話すことに慣れたら参加してみるのがおすすめです。
就活イベントに関しては以下の記事で詳しく解説をしているので、興味のある人は是非読んでみてください。
方法⑦ OBOGとの練習
OBOG訪問の際に面接練習をお願いするのも効果的です。
実際に社会人として働いている人から直接フィードバックを貰えるため、非常に参考となる部分も多いでしょう。
また日系企業では、OBOG訪問に来た学生を選考で優遇するケースも多いです。ですので失礼にならない程度に、積極的にアプローチしてみるのがおすすめです。
方法⑧ 実際に面接を受ける
最後の方法が「実際に面接を受ける」です。デスク上で面接の方を学ぶのも大切ですが、やはり実践を重ねるに越したことはありません。
例えば本命企業を受ける前に、何社か練習でエントリーして、面接を経験してみましょう。
生の面接を経験すると
- 本番の緊張感
- 自分の作った回答が面接官にウケるかどうか
- 集団面接で良い印象だった就活生の特徴
などを把握できます。
もちろん「入社する気がないのに応募するのは申し訳ない」と感じる人もいるでしょう。しかし本命企業の面接でベストを尽くし、良い結果を出すためには、「面接の空気感」に慣れておく必要があります。
ですので「練習させていただく気持ち」で事前に何社か応募してみましょう。
1人でもできる就活の面接練習
もちろん家の中で1人でできる面接練習法もあります。
- 頻出質問の大まかな回答を考える
- 録画・録音
- 話術が巧みな人の動画を観る
以上3つです。順番に紹介します。
① 頻出質問の大まかな回答を考える
- 学生時代に頑張ったこと
- 自己アピール
- 志望動機
- 自分の長所、短所
など、面接で必ず聞かれる質問の大まかな回答を考えておきましょう。
面接練習をするにしても、本番の面接でも、上記の質問をベースに面接を展開されるパターンが多いです。
1人のときに定番の質問の回答をブラッシュアップしておき、話せるようにしておきましょう。
② 録画・録音
2つ目の方法が「録画・録音」です。
自身の話している姿を録画・録音することで以下のことがわかるでしょう。
- 視線
- 声の大きさ
- 姿勢
- 表情
- 身振り手振り
- 日本語の違和感(献上ごと尊敬語の誤用など)
面接は話の内容も大切ですが、声のトーンや表情の明るさが合否に大きく影響すると言っても過言ではありません。就活生は新卒らしいフレッシュな印象で、はきはき話せるようになるのが理想的です。
自身の話している様子を客観的に見て、「見た目づくり」の準備も怠らないようにしましょう。
③ 話術が巧みな人の動画を観る
時間がある人は、話術が巧みな人の動画も観ておきましょう。なぜなら話の緩急の付け方や、身振り手振りなどを学べるからです。
前の節でも少し解説したとおり、面接は話す内容はもちろん、声のトーンや緩急といった「話し方」も重要です。
実際に同じ内容を話す場合
- 淡々と話す
- 抑揚をつけて話す
では、後者のほうが面接官の印象に残りやすいですよね。
例えば以下に挙げた方々のYouTubeは、話し方の参考になる部分が多いので、ぜひご覧ください。
面接練習をする際の注意点
最後に面接練習をする際の注意点を2つ確認しておきましょう。
- 回答の丸暗記をしない
- 端的に話す
順番に解説します。
注意点① 回答の丸暗記をしない
1つ目の注意点が「回答の丸暗記をしない」です。面接の回答を、文のまま丸暗記する就活生も少なくありません。
しかし、丸暗記した文を面接で話すと、面接官に機械的な印象を与えてしまいます。機械的に見えると、熱意や意欲が伝わりにくく、面接官にも良い印象を与えられません。
また丸暗記した文章を話す場合、少しでも内容を忘れたらパニックになる場合も考えられます。もちろんある程度話す内容を覚えるのは重要です。
しかし、あくまでも「要点・話したいキーワード」だけを覚えて、自分の言葉で話せる練習をしましょう。
注意点② 端的に話す
端的に話す意識も大切です。なぜなら面接で話が長いと、以下のようなデメリットがあるからです。
- 面接官が話に飽きるから
- 話の着地点が見えなくなるから
例えば「あなたの何かアルバイトをやっていましたか?」という質問に対しては「飲食店で2年間バイトをしており、現在は就活と並行してバイトリーダーも務めています。」くらいのシンプルな回答で問題ありません。
端的な回答をすると面接官も質問しやすいですし、話の内容もまとまっているため、印象に残りやすいです。
また面接で長々と話したらパニックになり、何を話しているのかわからなくなる場面がよくありますが、簡潔に話すことで、内容をシンプルに、かつ正確に伝えられます。
端的に答えるためには「結論から話す」のが大切です。
例えば「あなたの長所はなんですか?」という質問に対しては「私の長所は統率力があることです(結論)。サークルでは部長として50名の部員を率いて、全国大会に出場しました。」のように答えましょう。
しかし結論だけ話すと、面接官に冷たい印象を与えてしまいますので、「結論+少しだけ具体例」くらいが理想です。もちろん場合によっては、端的に答えられない質問もあるでしょう。
面接はあくまでも「面接官との対話」です。基本は相手にストレスがないよう端的に答え、場合によっては詳しく説明するようなメリハリが大切です。
まとめ
今回は面接が不安な就活生に向け、具体的な練習方法や注意点を紹介しました。
もう一度、面接練習できる場所を振り返りましょう。
-
- 大学の就職課
- ハローワーク
- 地域のキャリアセンター
- 就職エージェント
- 友人と練習
- 就活イベント
- OBOGとの練習
- 実際に面接を受ける
私もかつて面接が苦手でしたが、練習を重ね、面接を楽しめるようになりました。
練習したら面接は誰でもできるようになります。ぜひ本記事で紹介した方法を参考に、ベストな状態で面接に挑んでいただけたらと思います。