「大学で学んだことが書けない」「応募企業に活かせない」
就活中の方は、こう思ったことはありませんか?
大学で学んだことを書くには、自己分析がとても大切です。さらにいえば、大学で取り組んだ「経験」ではなく、経験から「何を学んだか」を考えるのがポイント。
今回の記事では、「大学で学んだこと」について
- 書き方や答え方のポイント
- 理系文系別の回答例文
- よくある疑問と対策
をお伝えします。
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この記事の目次
【大学で学んだこと】回答例文9選と書き方のポイント3つを解説
まずは、面接官が質問する意図を理解しておきましょう。どういった回答を求めているか知っておくことで、意図に沿った回答ができ、面接官からの評価がよくなります。
面接官が質問する意図
学んだことを質問する面接官の意図は、基本的には以下の2つです。
- 人間性を見るため
- 能力を見るため
それぞれ詳しく解説していきます。
1.人間性を見るため
ここでいう「人間性」とは、「何かに取り組む姿勢」のことです。面接官は、学生が大学で学んだことから「入社後にきちんと仕事に取り組んでくれるか」を見ています。
具体的には、学生の回答に対して深堀りをし、深掘りに対する回答から学生の熱心さを見るのです。
「何かに本気で取り組んだか」という姿勢は、仕事にも通じるもの。面接官からの深堀りに答えられるよう、取り組む過程で工夫したことなどを振り返っておきましょう。
2.能力を見るため
学生が持つ能力を見て、「入社後も頑張ってくれそうか」を判断します。ここでいう「能力」とは、コミュニケーション能力や忍耐力など、仕事をする上で必要な能力のことです。
例えば、学生が「大学では継続することの大切さを学びました」と答えるとします。面接官は、回答に対してさらに質問をし、その答えを聞いて「本当に継続力を備えた人材か」「入社後も勉強を続けてくれそうか」を判断します。
面接官は、学生が大学で学んだことから備える能力を見て、会社に貢献してくれそうかを判断するのです。
上手な書き方・答え方のポイント3つ
ここでは上手な書き方・答え方のポイントを
- 最初に学んだことを伝える
- 学んだことを掘り下げる
- 志望動機に盛り込むときは活かし方を答える
の3つ紹介します。
1.最初に学んだことを伝える
ESでも面接でも、まずは結論から伝えましょう。「何を学んだか」を最初に伝えることで、話の内容がわかりやすくなります。
「何を学んだか」を考えるステップとして、まず大学における経験を振り返ってみてください。例えば、以下が挙げられます。
- 講義の内容
- ゼミで取り組んだこと
- サークルやバイトの内容
そして、その経験から学んだことを考えてみましょう。小さな学びでもよいので、社会人として活きる学びがあったか振り返ってみてください。
2.学んだことを掘り下げる
学んだことを掘り下げて、大学での経験における熱心さをアピールします。熱心に取り組んだ経験であれば、そこから得た学びも確かなものとなります。
掘り下げる項目は、以下の3つ。
- 経験はどんなものか
- 自分は何をしたか
- どんな結果が出たのか
上記の項目の掘り下げて、経験において本気であったことを伝えましょう。
3.志望動機に盛り込むときは活かし方を答える
志望動機に「大学で学んだこと」を盛り込むときは、活かし方を伝えます。再現性を伝えることで、面接官の「志望動機を聞いて自社にマッチした人材か知りたい」という意図に沿った答えとなります。
ここで、ESにおける「大学で学んだこと」に対して、「学んだことの活かし方」は書く必要はありません。ESでは、学んだことや実際に取り組んだ内容、取り組みで得られた結果を書く必要があるからです。字数に余裕があれば、取り組みの中で自分が考えたことや困難だったことを書きます。
面接でも「大学で学んだこと」を聞かれた場合、「活かし方」を伝える必要はありません。ただ、面接官に「どう活かすのか?」と聞かれる場合があるため、深掘りされたときには答えられるようにしておきましょう。
志望動機に「大学で学んだこと」を盛り込むときは、活かし方を伝える必要があると覚えておいてください。
【理系】回答例文3選
ここでは、理系における回答例文を紹介します。今回は、
- 理工学部
- 薬学部
- 生物学部
の3つに分けて紹介します。
以下2つのポイントに着目して、参考にしてみてください。
- 最初に学んだことを伝えているか
- 学んだことを掘り下げているか
1.理工学部
理工学部の場合は例は以下の様な形です。
2.薬学部
次に薬学部の例を紹介します。
3.生物学部
最後に生物学部の例を紹介していきます。
【文系】回答例文3選
ここでは、文系における回答例文を、以下3つの学部に分けて紹介します。
- 商学部
- 文芸部
- 経済学部
以下2つのポイントに着目して、参考にしてみてください。
- 最初に学んだことを伝えているか
- 学んだことを掘り下げているか
1.商学部
まずは商学部から紹介していきます。
2.文学部
3.経済学部
志望動機に盛り込んだ例文3選
志望動機に盛り込むときは、「なぜ志望するのか」と「学んだことをどう活かすか」を伝える必要があります。それらのポイントを踏まえて、ここでは以下3つの例文を紹介します。
- 「ゼミで学んだこと」を活かす場合
- 「授業で学んだこと」を活かす場合
- 「学内イベントで学んだこと」を活かす場合
各パターンに関してしっかりと押さえて、書き方のバリュエーションを増やしておきましょう。
1.「ゼミで学んだこと」を活かす
2.「授業で学んだこと」を活かす
3.「学内イベントで学んだこと」を活かす
よくあるQ&A
ここでは、「大学で学んだこと」に対する疑問を紹介します。具体的には、以下の2つです。
- 大学で学んだことが思いつかないときは?
- 大学で学んだことが活かせないときは?
それぞれ対策もお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。
大学で学んだことが思いつかないときは?
対策は、自己分析をして過去の日課を振り返ることです。ポイントは、「自分が何に時間をかけたか」を振り返ること。
例えば、熱中していたゲームがある場合、取り組むときに何かしらの工夫があったはずです。動画サイトで情報を集め、戦略を立てていた方もいるかもしれません。そこから、「計画を立てて取り組むことの大切さを学んだ」ともいえます。
「大学で学んだこと」では、特別な経験が必要なわけではありません。ゲームや家事、ダイエットなど、日常のあらゆるものから見いだすことができます。重要なのは「経験」ではなく、経験から「何を学んだのか」なのです。
大学で学んだことが活かせないときは?
志望業種と大学で学んだことが関係ない場合、仕事をする上で活きそうな学びを用意しておきましょう。例えば、「理工学部だけど、営業の道へ進みたい」という場合、以下のように活かし方を答えられます。
【理工学部の研究で培った粘り強い忍耐力を、契約が獲得できない苦しいときに活かせると思い、営業の道へ進むことを決めました】
大切なのは、学んだ「内容」ではなく、「内容」から何を学んだのかを掘り下げて考えることです。
自身の学びを学びで終わらせない事が就職活動においてはとても重要です。学びからの発見をどんどん深掘っていくことで更に自身の理解が深まっていきます。その際に、自分一人で行う事もいいですが、オススメなのは他者との会話の中で深掘りを加えていく事です。
プロの就活アドバイザーとマンツーマンで会話する中で様々な視点で自身の経験や学びを深掘ってもらうことができます。ここでは就活エージェントでオススメな2つのサイトを紹介します。
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まとめ
今回は、「大学で学んだこと」に対して、書き方や答え方のポイント、回答例文を紹介しました。
「大学で学んだこと」では、経験した内容ではなく、経験から何を学んだか答えることが重要です。自己分析をして、社会で活きそうな学びがあったかどうか、振り返ってみてください。
今回の記事が、「大学で学んだことがわからない」と悩んでいる方の手助けとなれば幸いです。