皆さんはESを出しても出してもなかなか通らない経験をしていませんか。就職活動におけるESは、学生がどのような経験をして、何を学んだのかを文章を通じて企業側が知るために選考フローの初めの段階であることが多々あります。
そのESの設問でよく聞かれるものの一つに「自己PR」があります。自己PRを聞くことで企業側は、あなたが認識しているあなたの強みを把握し、それが自社でどのように活かされるのかを確認しようとしています。
本記事では、自己PRを書くことで達成したい事から、どのように答えていければ通過率が向上するのかを丁寧に解説していきます。
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この記事の目次
【自己PRのコツ】通過率9割のESを書く方法を複数内定者が解説!
今回自己PRについて解説していくわけですが、そもそも自己PRについて理解が出来ていなければ通過率の高いESを書くことも難しくなってきます。
初めに、自己PRとは自身の強みを伝えること、魅力を端的に述べることというのはその名の通り分かるかと思います。
しかしそれを通じて企業側は何を求めているかを考えたことはありますか。初めに自己PRを伝える先のゴールから明確にすることでどのように書くべきかという点が見えてくるかと思います。
自己PRの目的
まずは、自己PRのコツを紹介する前に、自己PRを伝えることによる目的を確認していきましょう。
当たり前ではありますが、自己PRの目的は強み・人柄・経験をアピールすることです。その企業・職種への適正が自身に備わっていることを強調するために、自己PRの時間を使って自身の強み・魅力を最大限に伝えていきましょう。
そのために、まずは自分の強みをしっかりと理解する必要がありますし、その根拠となる経験を整理しながらまとめていくことが重要です。自分自身のこれまでの経験をしっかりと整理しながら、第三者に対しても理解してもらえるように、工夫しましょう。
自己PRを書くコツ5点
そして、整理した自己PRを書く上でのコツ・意識すべき点は以下の5つがあります。
2, キャッチコピー
3, 根拠 (PREPとSTARを意識する)
4, 仕事での活かし方
5, 他者との差別化
ここからは上記の5点に関して、具体的に何が必要なのか説明していきます。
1, 結論ファースト
初めに「結論ファースト」です。
日本人は、起承転結という言葉があるように、最後に結論を主張するように、学校などで教育されているため最初は慣れないかもしれません。ただ、面接官の立場を想像してみると、結論がなかなか示されずだらだらと書かれていると、読む気も失せるものです。ESは物語と違うということを認識しておきましょう。
そこでまずは、結論を先に言い切ることが重要です。これによって、読み手をグッと引き付けることに大きく近づきます。自身の経験の結論を一言で言い切るにはどのような表現が適切であるかを考えてみると良いと思います。
また、結論を述べる際には、なるべく定量的な結果(数字を用いたもの)であるといいです。結果が数字で示されている方が、成果に対する努力が見えやすい場合や、面接官が理解しやすい事が多々あります。
ただ、無理して定量的にする必要もないので、あくまでも傾向として覚えておきましょう。定性的なものでも、惹かれるものがあれば定量的な結果よりも良くなることも多くあります。結局、最も重要な点は、面接官を「読みたい」と思わせられるかという点です。
※特に文字数の多いESにおいては、このいかに読み手を引き付けるかという点が重要になっていきます。読み手を最後まで飽きさせない書き方の工夫は非常に重要になるため、ESの文字数が400字以上の場合には特に注意していきましょう。
2, キャッチコピー
次に「キャッチコピー」です。面接では、相手に印象を残すことがとても重要です。どんなに優秀な方でも、面接官の印象に残すことが出来なければ非常にもったいないです。
そこで、役立つのがキャッチコピーです。
「私は○○な人間です」などの○○の部分を相手に覚えてもらいやすい言葉にするのは重要です。
という文章が書いてあった場合に、あなたはどのような感情を抱くでしょうか。
初め、どういうことだろうと意味が気になる方が多いのではないでしょうか。「足の生えたマグロ」というキャッチコピーを使用することで、相手に興味を抱かせその先も読もうと思わせる仕掛けになります。
このように、相手が気になるような言い回しで書くというのも1つの戦略であると思います。
キャッチコピーの作り方や考え方に関しては以下の記事でより詳細に解説しているため、気になった人は是非読んで役立ててみてください。
3, 根拠 (STARを意識する)
次に自身の強みを主張する上での根拠を示すことです。自己PRを口で言うだけでは、誰にでもできます。自身の自己PRが行動に基づいていて、これまでも発揮してきたという事を証明していくことが重要です。
この根拠を伝える上で、私はSTARというフレームワークをお勧めしています。STARとは、以下の4つの単語の頭文字を表しています。
Task 問題点・改善点
Action 行動
Result 変化・結果
初めに根拠となる経験を紹介したうえで、解決するべきだった問題点や課題を延べ、それに対する自身のアクション・解決のための工夫などをまとめ、最後にその結果を定量的・定性的に表していきます。
以上の一連の流れを意識しながら説明していくことで、自身の強みと共にその根拠となる経験が受け手側も理解しやすい文章になります。
状況を説明する上で注意する点としては、どのような人とどこで協同したのか、どのようなプロジェクトだったのかなどを初めて聞く人でも理解できるように工夫して説明していくことが重要です。
4, 仕事での活かし方
次に、その仕事において自分の強みをどのように活かすことができるかを主張しましょう。
その会社・ポジションの中で高い成果を出すうえで、自分のどの「スキル・特性」が活き、高い成果に繋がるのかを具体的に書くといいと思います。
最初に書きましたが、自己PRの目的は自分の強みを伝えることでその会社で働くメリットを感じてもらう点にあります。具体的にどのように活かされていくのかのプロセスなどを書くことで、伝わりやすい且つイメージしやすい文章になります。
その上で、業務内容を詳しく知る必要がありますので、入念な企業研究やOB・OG訪問はもちろん重要になります。ESの質、面接でのパフォーマンスをどれだけ高められるかは事前準備に委ねられているので、手を抜かずにやりましょう。
5, 差別化できる経験を書こう
就活でよくあるのが、「これ聞いたことあるな」という経験です。面接官からしたら、毎年同じような経験を話している学生を聞いていると、皆が同じように見えてしまうなんてこともあります。
大学生なので、経験していることはバイト・サークル・部活等に限られてくるのは仕方のないことですが、そこで何か自分が差別化できるポイントを作るのが重要です。
「聞いたことあるな、つまらないな」と思われないような、自分だけの差別化ポイントを作っておくことで、面白いと興味を持たれることに繋がります。
まとめ
本記事では、自己PRに関する書き方のコツをまとめていきました。
自己PRは、面接の中でも自分を売ることが出来る最善の機会だからこそ、そこでしっかりと面接官に魅力的だと思ってもらえるようにすると内定がかなり近づいていくと思います。
上級者は、ESが通過したことを踏まえた上で、面接でどの点を深掘りしてほしいか、どのような質問を投げかけられれば、自分のフィールドに持ち込み、アピールすることが出来るかを考えてみるといいと思います。
まずは自身の経験をしっかりと整理したうえで、本記事のコツを踏まえたESを書いてみよう!