就活に必要な、エントリーシート。中でも就活生が悩みがちなのは“趣味”欄の記載。インドア趣味や、「こんなこと書いていいのかな?」と不安に思う内容まで、“物は言いよう”です。就活体験者が例文を紹介!
趣味の欄も、物は言い様でなんとでもなります。自分自身をしっかり見せられるように例文を考えました。
参考にしてくださいね。
【就活エントリーシートの趣味】書くコツ3選と事例を紹介!
就職活動にまず必要となるのはエントリーシート。
これを書かなければ応募すらできないのが就職活動ですが、「何をどう書いたら?」と不安に思う人が大半です。
特に、プライベートを記載するような欄はなかなか書くのが難しい!正解がないからです。
今回は、“趣味”欄の書き方を実例とともに紹介します。
この記事の目次
“趣味”欄を書く意味とは?
エントリーシートに書かなくてはいけない、“趣味”の欄ですが、ほぼ全員の就活生は悩んでしまいます。
でも、就活を経験して何年も経った今は、就活生の人たちには、趣味欄はイキイキと文章を書いてほしいと思っています。
なぜ趣味欄が必要かというと、企業は“あなた自身のことを知りたい”と思っているからです。
どんな学生時代だったのか?人柄は?社風に合うのか?
という疑問を、私生活から探ろうとしているのです。
せっかく入ったとしても、社風や人柄で企業と合わなかったら続きません。
ゴールは内定ではなく、就職後に楽しく社会人ライフを送ることです。
“趣味”で見栄を張るのはNG!
絶対にやってはいけないのは、趣味で見栄を張ることです。
運動神経が悪いのに、スポーツが趣味です!と言い張ってみたり、内気なのにコミュニケーション力をアピールするようなサークル活動実績をアピールしてみたり…。
大切なのは、自分自身と企業とのマッチングだということを忘れてはいけません。
それに、いざ面接となると、趣味の欄は就活生をリラックスさせるための雑談としても用いられます。その一息つく時間の、面接官からの“ボーナスタイム”にヘマを踏めば即刻アウトです。
同じ趣味の面接官もいるかも?という予測も可能です。質問されてうまく答えられなかったら…怖いですよね。
何に打ち込んだかよりも、“何を考えているのか”?
人事たちは、趣味“自体”で人柄を判断するのは稀です。
見たいのは、あなたの思考法や活力の源、人柄です。
「どういう風に物事を考えるのか?」「気分転換の方法は?」「どんな性格をしているのかな?(その裏付けも知りたい)」
が、趣味を聞くための本音。
どんな趣味であっても、生き生きとした姿を見せるのが○。何かに打ち込んだことがある人に好印象を持つのは誰でも同じですし、好きな物事ぐらい堂々と語ってほしい!と人事は思っています。私生活でも、その考えは私たちも同じですよね。
絶対守ってほしい、趣味を書くときのコツ3つ
次に、趣味欄を記載する際に、絶対守ってほしい注意事項とコツを3つに分けて紹介します。
せっかく応募したのに、書いたのに、ドツボにハマった!あまり興味を持ってもらえなかった!とならないように、一度目を通しておいてください。
1. コピペはバレる!
→人事は百戦錬磨です。ネット上チェックも行います。その文面を真似すれば、すぐにわかってしまいます。不思議なことに、誰かの真似をしていることってわかってしまうものなのです…。
2. 「直接話を聞いてみたい!」と思わせれば勝ち。
→エントリーシートは、面接官たちに会いにいくための第一関門です。まずは興味を惹くことが大切。「どういうこと?」「直接会って話を聞いてみたい」と思わせるのがポイント。
びっちり全部書かずに、隠し球のエピソードは面接にとっておくこと。120文字以内で収めなくてはいけないことが大半なので、サラッと要点をまとめるようにしましょう。
3. 面接時に人事に「そんなの知らなかった!」と思わせる!
→人事も人間なので、知らない豆知識を学生が話すと興味を持ちます。印象的に思ってもらい、人としての感想も持ってもらいやすく、後で「ああ、あのコーヒーに詳しかった子ね」など思い出してもらえます。
好印象が狙える趣味の実例集
私自身が内向的で大学時代フラフラしていたので(笑)、趣味欄を書くときは苦労しました。
でも、嘘をつかずに趣味に対して好印象を持ってもらうコツはやっていくうちに身につけました。
内気な人ほど悩むことが多いと思います。
趣味の実例ごとに例文も作ってみたので、自分だったらどうするかを考えてみてくださいね。
インドア趣味編
内気な印象を持たれる?ありきたりすぎ?と不安になることが多いインドア趣味。
でも、中身で個性を出せば絶対に大丈夫!
読書
始めに読書の紹介です。ありきたりと思われがちですが、書き方や内容で印象を大きく変えることが出来ます。
・読書が趣味で、週に2冊は読みます。元々人におすすめされたものを読む受動的な趣味でしたが、人に自分の好きな本を紹介するのが好きになりました。どんな点に魅力があるのかや、あらすじを人の興味を引きつつ手短にまとめる力が必要ですが楽しさを感じています。
ただ本を読むだけでなくその価値を他の事に繋げることで、より魅力的な趣味に移ります。
映画鑑賞
次に映画鑑賞です。こちらもまた定番の趣味かつ、魅力を伝えにくそうと思われるかもしれませんがこちらも事例を紹介しながら見ていきましょう。
こちらでは映画鑑賞をただ楽しむだけでなくそこから視野を広げるなどに繋げていく事を書いて、努力や人としての魅力などを見せようとしています。
料理
続いて料理です。女子には料理と書く方も多いのではないかと思いますが、料理でもアピールする書き方が出来ます。
料理をすることで、自分にとってのこのようなメリットがあるという書き方も出来ますし、他者に食べてもらう事で喜びを感じるという様々な視点で書くことが出来るのも料理のメリットかもしれません。
アウトと思いがち編
これが素直な趣味だけど、こんなこと書いたら印象ダウン?書類で切られちゃうかも?と思うようなものも、書き方次第で良いアピールになります。そのまま書くのではなく、エピソードを工夫してみましょう。
人間観察
まずは人間観察です。就活の場で人間観察と答えていいのかと気になるかもしれませんが、こちらも事例と共に紹介していきます。
一見大丈夫なのかと思われる趣味もその理由や背景などが伝われば面白みがあり、興味を持ってもらえる趣味に代わります。
お酒
次にお酒です。お酒に関しても趣味と答えていいのか迷うかもしれませんが、こちらも書き方次第でプラスに転じていきます。
こちらでは、「お酒×旅行」や「お酒×料理」の事例を紹介しました。
ネットサーフィン
最後にネットサーフィンに関してです。こちらもアウトプットや情報集などに繋げて書くことで、魅力をアピールすることに繋がっています。
趣味がない方向け
これといって書くことがない…という人も、絶対に何かしら“これはしっかりやりたい”と思うことや、“なんとなくよくする習慣”はあるはずです。それもれっきとした趣味に当たります。大丈夫、自信を持って書きましょう。
掃除
掃除が趣味に書けるのかと気になる方もいるかもしれませんが、その上で何を書くかが重要になるのでこちらもアピールできます。
これといって趣味が思いつかない人もこちらを参考に書いてみるといかがでしょうか。
散歩
続いて散歩です。こちらもそんなことかと思われるかもしれませんが、以下の様な書き方が出来ます。
まとめ
事例を見て、「僕・私ならこう書こうかな」と前向きな気持ちになれたなら嬉しく思います。結論は、繰り返しますが、素直なあなたを見せることが大切!ということです。
周りと比べて、「自分は趣味や取り柄がない」と思う必要はありません。
面接官や人事に対して“自分自身を開いて見せる”ために書くんだと思えばOKです。
就活生には、全員にそれぞれの強みがあります。
必要以上に自分を大きく見せようとしなくても大丈夫。気負わずに、まずは自分の好きなことを書き出してみることから始めてみてくださいね。