【就活エントリーシートの趣味】書くコツ3選と事例を紹介!

就活に必要な、エントリーシート。中でも就活生が悩みがちなのは“趣味”欄の記載。インドア趣味や、「こんなこと書いていいのかな?」と不安に思う内容まで、“物は言いよう”です。就活体験者が例文を紹介!

松山
内気な性格とインドア趣味ながら、大手メーカーをはじめとした8社から内定をもらいました。
趣味の欄も、物は言い様でなんとでもなります。自分自身をしっかり見せられるように例文を考えました。
参考にしてくださいね。

【就活エントリーシートの趣味】書くコツ3選と事例を紹介!

就職活動にまず必要となるのはエントリーシート。
これを書かなければ応募すらできないのが就職活動ですが、「何をどう書いたら?」と不安に思う人が大半です。
特に、プライベートを記載するような欄はなかなか書くのが難しい!正解がないからです。
今回は、“趣味”欄の書き方を実例とともに紹介します。

“趣味”欄を書く意味とは?

エントリーシートに書かなくてはいけない、“趣味”の欄ですが、ほぼ全員の就活生は悩んでしまいます。
でも、就活を経験して何年も経った今は、就活生の人たちには、趣味欄はイキイキと文章を書いてほしいと思っています。

なぜ趣味欄が必要かというと、企業は“あなた自身のことを知りたい”と思っているからです。
どんな学生時代だったのか?人柄は?社風に合うのか?
という疑問を、私生活から探ろうとしているのです。

せっかく入ったとしても、社風や人柄で企業と合わなかったら続きません。
ゴールは内定ではなく、就職後に楽しく社会人ライフを送ることです。

“趣味”で見栄を張るのはNG!

絶対にやってはいけないのは、趣味で見栄を張ることです。
運動神経が悪いのに、スポーツが趣味です!と言い張ってみたり、内気なのにコミュニケーション力をアピールするようなサークル活動実績をアピールしてみたり…。

大切なのは、自分自身と企業とのマッチングだということを忘れてはいけません。

それに、いざ面接となると、趣味の欄は就活生をリラックスさせるための雑談としても用いられます。その一息つく時間の、面接官からの“ボーナスタイム”にヘマを踏めば即刻アウトです。
同じ趣味の面接官もいるかも?という予測も可能です。質問されてうまく答えられなかったら…怖いですよね。

何に打ち込んだかよりも、“何を考えているのか”?

人事たちは、趣味“自体”で人柄を判断するのは稀です。
見たいのは、あなたの思考法や活力の源、人柄です。
「どういう風に物事を考えるのか?」「気分転換の方法は?」「どんな性格をしているのかな?(その裏付けも知りたい)」
が、趣味を聞くための本音。
どんな趣味であっても、生き生きとした姿を見せるのが○。何かに打ち込んだことがある人に好印象を持つのは誰でも同じですし、好きな物事ぐらい堂々と語ってほしい!と人事は思っています。私生活でも、その考えは私たちも同じですよね。

絶対守ってほしい、趣味を書くときのコツ3つ

次に、趣味欄を記載する際に、絶対守ってほしい注意事項とコツを3つに分けて紹介します。
せっかく応募したのに、書いたのに、ドツボにハマった!あまり興味を持ってもらえなかった!とならないように、一度目を通しておいてください。

1. コピペはバレる!

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→人事は百戦錬磨です。ネット上チェックも行います。その文面を真似すれば、すぐにわかってしまいます。不思議なことに、誰かの真似をしていることってわかってしまうものなのです…。

2. 「直接話を聞いてみたい!」と思わせれば勝ち。

→エントリーシートは、面接官たちに会いにいくための第一関門です。まずは興味を惹くことが大切。「どういうこと?」「直接会って話を聞いてみたい」と思わせるのがポイント。

びっちり全部書かずに、隠し球のエピソードは面接にとっておくこと。120文字以内で収めなくてはいけないことが大半なので、サラッと要点をまとめるようにしましょう。

3. 面接時に人事に「そんなの知らなかった!」と思わせる!

人事も人間なので、知らない豆知識を学生が話すと興味を持ちます。印象的に思ってもらい、人としての感想も持ってもらいやすく、後で「ああ、あのコーヒーに詳しかった子ね」など思い出してもらえます。

好印象が狙える趣味の実例集

私自身が内向的で大学時代フラフラしていたので(笑)、趣味欄を書くときは苦労しました。
でも、嘘をつかずに趣味に対して好印象を持ってもらうコツはやっていくうちに身につけました。
内気な人ほど悩むことが多いと思います。
趣味の実例ごとに例文も作ってみたので、自分だったらどうするかを考えてみてくださいね。

インドア趣味編

内気な印象を持たれる?ありきたりすぎ?と不安になることが多いインドア趣味。
でも、中身で個性を出せば絶対に大丈夫!

読書

始めに読書の紹介です。ありきたりと思われがちですが、書き方や内容で印象を大きく変えることが出来ます。

読書事例①
・趣味は読書です。歴史系の文学を主に好んでいます。出来事の変遷の中で人々がどういった思想や文化を受容していくのかに興味があります。読書で得た「なぜ?」を問う気持ちが討論やレポートに役立ちました。過ちも、人よりも出来事を見るべきと思っています。
読書事例②

・読書が趣味で、週に2冊は読みます。元々人におすすめされたものを読む受動的な趣味でしたが、人に自分の好きな本を紹介するのが好きになりました。どんな点に魅力があるのかや、あらすじを人の興味を引きつつ手短にまとめる力が必要ですが楽しさを感じています。

ただ本を読むだけでなくその価値を他の事に繋げることで、より魅力的な趣味に移ります。

映画鑑賞

次に映画鑑賞です。こちらもまた定番の趣味かつ、魅力を伝えにくそうと思われるかもしれませんがこちらも事例を紹介しながら見ていきましょう。

映画鑑賞事例①
・映画を観るのが好きで、レディースデーを狙い、毎週1本選んで観ます。自分の趣味に偏らないよう、やっている作品を飛び込みで観るようにしています。最近は情報のカスタマイズ化で価値観が固定されてしまうので、意識して視野を広げたいと思っています。
映画鑑賞事例②
・映画鑑賞サークルに入っています。作品自体の魅力ももちろんなのですが、みんなそれぞれの趣味があり、着眼点の違いや考察の解釈を聞くのが面白いです。同じものを観ても見えているものが違う、感じることが違うということはいつも忘れずにいたいです。

こちらでは映画鑑賞をただ楽しむだけでなくそこから視野を広げるなどに繋げていく事を書いて、努力や人としての魅力などを見せようとしています。

料理

続いて料理です。女子には料理と書く方も多いのではないかと思いますが、料理でもアピールする書き方が出来ます。

料理事例①
・料理が好きです。一人暮らしを始めてから挑戦し始めましたが、「料理は化学だ」ということに気づけました。調味料や材料のバランスや火加減で味が変わるのが面白いです。簡単なレシピ本から始めましたが、今では自分で創作料理に挑戦中です!
料理事例②
・自炊がルーチンワークです。早起きしてゆっくりと朝ごはんを作ることが日課です。豪華な朝ごはんは優雅な気持ちになります。講義も自主勉強も、スッキリした頭で頑張ることができます。栄養バランスを自分で考えるようになってから、風邪を引きにくくなりました。

料理をすることで、自分にとってのこのようなメリットがあるという書き方も出来ますし、他者に食べてもらう事で喜びを感じるという様々な視点で書くことが出来るのも料理のメリットかもしれません。

アウトと思いがち編

これが素直な趣味だけど、こんなこと書いたら印象ダウン?書類で切られちゃうかも?と思うようなものも、書き方次第で良いアピールになります。そのまま書くのではなく、エピソードを工夫してみましょう。

人間観察

まずは人間観察です。就活の場で人間観察と答えていいのかと気になるかもしれませんが、こちらも事例と共に紹介していきます。

人間観察事例①
・些細なことですが、友人や仲間の個人的な話を聞くことが好きです。元来慎重な性格で、人との距離感をよく考えます。アルバイト先の話や高校時代の出来事を聞いて、どんな話題が好きかを考えたり、その人の好きそうな本や映画をおすすめするのが好きです。
人間観察事例②
・元々臆病な性格で人の顔色を伺うことが多かったのですが、気配りが必要な飲食のアルバイトをする中で、人の言動を見て、ものの言い方や発言すべき内容を考慮できることに気づきました。今ではそういった「人間観察」も趣味・特技の一つだと思っています。

一見大丈夫なのかと思われる趣味もその理由や背景などが伝われば面白みがあり、興味を持ってもらえる趣味に代わります。

お酒

次にお酒です。お酒に関しても趣味と答えていいのか迷うかもしれませんが、こちらも書き方次第でプラスに転じていきます。

お酒事例①
・お酒を飲むのが好きです。特に地ビールの味わいの違いを知ることにハマっています。学生時代は色んな土地に旅行して地ビールを飲んで回りました。地域の人ともビールを挟んで和気藹々と話せ、旅行という新しい楽しみを知るきっかけにもなりました。
お酒事例②
・毎晩少しだけワインを味わって眠るのが好きです。元々は父がワイン好きで、私が成人したら是非一緒にお酒を飲みたいと言っていたのがきっかけです。よくおつまみを自作して両親や友人に振る舞っています。ワイン検定も3年生の時に取得しました!

こちらでは、「お酒×旅行」や「お酒×料理」の事例を紹介しました。

ネットサーフィン

最後にネットサーフィンに関してです。こちらもアウトプットや情報集などに繋げて書くことで、魅力をアピールすることに繋がっています。

ネットサーフィン事例①
・Instagramで読んだ本を感想と共にまとめています。ただの自己満足なので鍵アカウントにしていますが、読んだ本と思い出をリンクさせて思い出せる良いツールです。これまで○○冊の本をアップしています。自分の思想の変遷を知るのも面白いです。
ネットサーフィン事例②
・インターネット上にアップされている同人作品を応援しています。非営利目的で情熱をかけて創作された個人の日記やエッセイ、漫画作品を読んで感想を送ったり、実際にやりとりをする中で創作に関わっていけるのがとても楽しいです!

趣味がない方向け

これといって書くことがない…という人も、絶対に何かしら“これはしっかりやりたい”と思うことや、“なんとなくよくする習慣”はあるはずです。それもれっきとした趣味に当たります。大丈夫、自信を持って書きましょう。

掃除

掃除が趣味に書けるのかと気になる方もいるかもしれませんが、その上で何を書くかが重要になるのでこちらもアピールできます。

掃除事例①
・整理整頓が趣味です。ミニマリズムの考え方が好きで、自分にとって必要なもの・本当に使うものを厳選して大切にしたいと思っています。無駄なものを省くことで、頭もクリアになる感覚があります。持っているもので勝負するスタイルも大事にしたいです。
掃除事例②
・掃除が好きです。一人暮らしを始めてから、自分自身しか健康管理や清潔さの責任を取れない!という状況に不安を抱きましたが、「汚れる前に掃除をする」という“予防”と“管理”の意識を徹底することで4年間部屋を散らかさずにいられました。

これといって趣味が思いつかない人もこちらを参考に書いてみるといかがでしょうか。

散歩

続いて散歩です。こちらもそんなことかと思われるかもしれませんが、以下の様な書き方が出来ます。

散歩事例①
・散歩をすることが好きです。一人暮らしを始めて昼夜逆転気味になってしまい、生活習慣を解消するために始めました。体を動かしながらものを考えることが気持ちよく、日課にしています。運動の楽しみにも目覚めて、最近はジョギングも始めました。
散歩事例②
・散歩が趣味です。実家暮らしで、他の人と活動をすることが多いので、自分1人の時間を取って歩き回ることで頭を落ち着ける時間を心地よく感じます。研究で煮詰まっているときも、散歩中に新しいアイディアを思いつくことも多いです。

まとめ

事例を見て、「僕・私ならこう書こうかな」と前向きな気持ちになれたなら嬉しく思います。結論は、繰り返しますが、素直なあなたを見せることが大切!ということです。

周りと比べて、「自分は趣味や取り柄がない」と思う必要はありません。
面接官や人事に対して“自分自身を開いて見せる”ために書くんだと思えばOKです。
就活生には、全員にそれぞれの強みがあります。

必要以上に自分を大きく見せようとしなくても大丈夫。気負わずに、まずは自分の好きなことを書き出してみることから始めてみてくださいね。

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