【グループディスカッションの進め方】円滑に進める3つの方法を紹介!

就職活動の選考で行われるグループディスカッション。

就活生の皆さんの中には、選考前にグループディスカッションの進め方を把握しておきたいと思っている人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、グループディスカッションを円滑に進める方法をご紹介していきます。

さと
皆さんこんにちは。22卒の現役就活生のさとです。私はこれまでグループディスカッションを10回以上経験してきました。本記事では、そんな私の経験談をもとに解説していきます。

【グループディスカッションの進め方】円滑に進める3つの方法を紹介!


グループディスカッションの円滑な進め方を役割別でも解説しているので、就活生の方はぜひ参考にしてみてくださいね。

グループディスカッションの進め方7STEP

グループディスカッションに参加したことがない就活生は、実際にどうやってグループディスカッションが進んでいくのか分からなくて困りますよね。

グループディスカッションは事前準備で合否が決まるとも言われているので、本番までにどのような流れで進んでいくのか理解してから本番に臨みましょう。

初めに、GDの全体の進め方7STEPをご紹介していきます。

①課題を設定

まずは、企業側から「課題を設定」されて、議論をするお題が決定します。あらかじめどのようなお題が出るのかを予測してから臨むといいでしょう。

就活サイトでいろんな人の体験談を見て参考にしてみるといいと思います。

どのお題が出ても対応できるように、準備を欠かさずにしておきましょう。

②自己紹介

次に、グループ内で「自己紹介」をします。自己紹介をすることで、初対面同士にある緊張感を解くことができます。

自己紹介で意識するポイントとしては、はっきりとした声で話すことと、相手に覚えてもらいやすい内容を話すことです。そのほうが班のメンバーに良い印象を持ってもらえます。

(例)名前 出身 趣味 大学での活動内容 GDの意気込み

これらを中心に話すことが多いので参考にしてみてください。

自己紹介でその人の第一印象が決まるのでとても重要です。就活でグループワークを行う際に自己紹介は必ずやるのであらかじめ話す内容を考えておきましょう。

③役割決め

次にグループディスカッションでの「役割決め」を行います。

主な役割としては、司会、書記、タイムキーパー、その他(アイデアマン)があります。

役割は、基本的には立候補制になるので、自分の得意な役割をやりたいなら自分から手を挙げていきましょう。

また、役割が重複してしまった場合は、これまでの経験した回数で決めるのがおすすめです。加えて、立候補が出ない場合もあります。その場合は積極的に立候補するか、これまでのグループディスカッションでの役割を聞いて、経験者に任せるようにしましょう。

役割を決めることに多くの時間を割いてはいけません。

前もって、自分の役割を決めておき、立候補できるようにしましょう。もし他の人とやりたい役割が被ってしまったらグループ全体のバランスを考えて決めることが大切です。

④時間配分を決める

役割が決まったら、次に議論の「時間配分」を決めます。

グループディスカッションでは制限時間が設けられているため、時間内に議論をまとめ、発表の準備をしなければなりません。そのため、何をいつまでに話し合うかの時間配分が重要になります。

(例)GDが30分の場合

  • 役割決め   2分
  • 時間配分決め 2分
  • ゴールを確認 1分
  • 議論     15分
  • 結論まとめ  5分
  • 発表準備   5分

時間配分の決め方で意識すべきポイントとしては、全員が納得した時間配分にすることです。時間配分を決める時点でメンバーの合意が取れていないと議論がスムーズに進みにくいので、全員の合意を得られるように時間配分を調節しましょう。

時間配分によって議論を円滑に進めることができるかどうかが決まります。全員が納得できるような時間配分にしましょう。

⑤議論

時間配分を決めたら、次に「議論」に入っていきます。議論に入る前には、議論のゴールを確認するようにしましょう。途中で議論が止まってしまった時に、ゴールを再認識するのに必要になるためです。

議論をする際に意識すべきポイントとしては、自分の意見と根拠をセットで話すということです。ただ自分の意見を言っていても、なぜそう思うのかの根拠がなければ説得力のない意見になってしまいます。

さと
意見を述べる時は、「私は〇〇だと思います。なぜなら△△という理由があるからです。」と話すと良いでしょう。

採用される意見を出すために、意見と根拠をセットで話すことを心がけましょう。

⑥結論を出す

議論が進んでいくと、「結論を出す」時間になります。議論が上手くいってもいかなくても、結論を出すことは非常に重要なので、グループのメンバーで納得のいく結論を出しましょう。

企業側は、グループディスカッションの結論のクオリティも見ています。そのため結論を出すまでの過程も必然と評価ポイントになってくるでしょう。

議論を振り返り、全員の意見を参考にしながら結論をまとめることが重要です。自分の意見が採用されなくても最後まで結論出しに全力を注ぎましょう。

⑦発表

結論が出たら、最後に「発表」を行います。発表者は基本的に決まっていないため、この時に決めることになります。

グループの代表として発表をすれば、企業からの評価も高まるでしょう。

さと
議論の内容が理解できていれば積極的に発表者に立候補してみるといいでしょう。

また、発表者でなくても、他のメンバーが発表しやすいように準備に協力することが大切です。最後までチームワークを意識して取り組みましょう。

【役割別】グループディスカッションの進め方

それではここからは、グループディスカッションの大まかな進め方を理解できたところで、役割別でどうやって進めていくのかをご紹介していきます。

各役割別での進め方を知ることで自分に合った役割が分かるので、これから紹介する役割について理解を深めていきましょう。

司会

まずは、司会の進め方をご紹介します。

司会の具体的な進め方は以下のようになります。

司会の進め方
  1. 時間配分の決定を行う
  2. 議論のゴールを設定する
  3. 議論の進行役を務める
  4. 時間の経過をタイムキーパーに確認する
  5. グループでの結論をまとめる
  6. 発表内容の整理を行う

    司会は以上のような進め方を行うことが求められます。

    初めてのグループディスカッションでいきなり司会をやることは難しいと思うので、練習で経験を積んでから担当することがおすすめです。

    また、司会は時間配分通りに進めるために、議論を進めながらタイムキーパーとコミュニケーションをとり、制限時間内に結論まで導くことが必要です。

    メンバー全員の意見を引き出し、より良い結論を出せるようにしましょう。

    書記

    次に、書記の進め方をご紹介します。

    書記の具体的な進め方は以下のようになります。

    書記の進め方
    1. 議事録を箇条書きで作成する
    2. 話し合いが行き詰まったらこれまでの議論の内容を再確認する
    3. 結論を分かりやすく記録する

      書記の進め方はシンプルなためそれほど難しくは感じないでしょう。ポイントとしては、メモを取りながら発言をすることが求められるという点です。

      メモを取っていると、他のメンバーよりも議論の全体像が掴めるのでぜひ積極的に発言してみましょう。

      タイムキーパー

      次にタイムキーパーの進め方をご紹介します!

      タイムキーパーの具体的な進め方は以下のようになります。

      タイムキーパーの進め方
      1. 時間配分を提案する
      2. 時計を準備する
      3. 経過時間を報告する
      4. 時間配分の調整を行う

      タイムキーパーは基本的に時計を見ながら議論に参加するため難しい役割でもあります。しかし、時間が限られているグループディスカッションの時間管理は、とても重要な役割なので役割を全うできるよう準備して臨みましょう。

      また、予定通り議論が進んでいない状況になった時に、ダラダラと議論を続けてしまうことを防ぐために経過時間を報告したり、時間配分の調整をすることが求められます。

      議論に参加しながらも、時間管理を怠らないことを意識しましょう。

      その他

      最後にその他(アイデアマン)の役割をご紹介します。

      その他の人は、アイデアマンとして意見を出すことが主な役割です。

      アイデアマンの具体的な進め方は以下のようになります。

      アイデアマンの進め方
      1. テーマの前提や条件に関する意見を出す
      2. 自分の意見と根拠を持って発言する
      3. いろんな視点から意見を出す
      4. 結論を出しに向けて協力する

      アイデアマンは発言することが主な役割であるため議論に集中しやすいポジションです。

      積極的に発言しつつも、議論の中で足りない部分を補うことができれば評価につながるでしょう。

      アイデアマンになった場合は以上のことを意識してみてください。

      グループディスカッションを円滑に進める3つの方法

      ここまで、グループディスカッションの大まかな進め方と役割別での進め方をご理解いただけたかと思います。

      そしてここからは、グループディスカッションを円滑に進める方法をご紹介していきます。以下の3つの方法を知っておくことでグループディスカッションで活躍できるメンバーになれるでしょう。

      ①役割は短時間で決める

      まず1つ目に、グループディスカッションの「役割は短時間で決める」ことが挙げられます。

      役割を決めるのに時間をかけすぎると、その後に行う議論や結論をまとめる時間が少なくなってしまう恐れがあるからです。

      さと
      役割がなかなか決まらない時は、これまでどんな役割をすることが多かったかで決めるとスムーズに決まると思います。

      役割を短時間で決めることで、その後の話し合いの時間に余裕が生まれます。初対面の相手といきなり話をするのは緊張するとは思いますが、グループディスカッションを成功させるために積極的に話していきましょう。

      ②分かりやすく簡潔に話す

      2つ目に、グループディスカッションで「分かりやすく簡潔に話す」ことが挙げられます。ダラダラと長く話してしまって、結局何が言いたいのかわからないといったことにならないように気をつけましょう。

      さと
      一人が話す時間は限られているため、班の全員に理解してもらえる話し方ができるか確認してから話し始めることをおすすめします。

      議論を円滑を進めるためには、分かりやすく簡潔に話すことを意識するようにしましょう。

      ③時間配分通りに進行する

      3つ目に、時間配分通りに進行することが挙げられます。グループディスカッション本番になると、議論が上手くまとまらずに時間を超過してしまうことが多々あります。

      そういったことが起こると、発表の準備に時間が取れなくなり結果的に良いアウトプットが出せないまま終わってしまうので非常にもったいないです。

      さと
      グループディスカッションを円滑に進めるためには、タイムキーパーの役割が重要になってくることが分かります。

      後半は時間との戦いになるので、開始から時間配分を気にかけて取り組むようにしましょう。

      まとめ

      本記事では、グループディスカッションの進め方についてご紹介してきました。

      ここまで読んでいただいた方は、グループディスカッションの大まかな進め方、各役割ごとの進め方、ディスカッションを円滑に進める方法を分かっていただけたと思います。

      グループディスカッションの進め方を理解し、ベストな力を出せるよう準備してから本番に臨みましょう。

      おすすめの記事