【就活の軸の決め方】具体的な方法や事例を徹底解説

就職活動を行う上で、就活の軸を定めることは必須となっています。

就活の軸が定まっていると、一貫して会社・仕事選びを行うことができ内定通過率を上げられます。逆に就活の軸が定まっていないと闇雲にただ選考を受けるだけになってしまうので、内定を獲得するのが難しくなってきます。 今回は就活生必須となる就活の軸の決め方について、徹底解説していきます。

MIMU
本ライターを担当しています、21卒のMIMUです。就活を行なっていた時は、自己分析に最も力を入れて、面接や会社説明会で感じたことを言語化していった結果、自分に合った会社から内定を頂くことができました。

【就活の軸の決め方】具体的な方法や事例を徹底解説

仕事をする上でお金や働きがい、自分の好きなこと、得意なことなど何を基準に仕事・会社を選んでいくのか人それぞれ様々なので、自分なりの就活の軸を設定していかなければなりません。 

就活の軸とは

就活の軸とは、「会社を選ぶ上で絶対に外せない、自分自身の価値観や基準、自分が仕事で成し遂げたい将来の夢」のことを示します。

具体的には自分が働く上で何を大切にして仕事をし、何を成し遂げたいのが重要になってきます。

自分が掲げるビジョンと会社が掲げるビジョンが合致していなければ、面接を通過することができません。ですが就活の軸がしっかりと定まっていれば、一貫性のある自分を面接でアピールすることができるので、内定通過率を上げられます。また、入社後の会社とのミスマッチも防ぐことができます。 

この記事では就活の軸がまだ決まっていない人や決め方が分からない人に対して、就活の軸の決め方について手順を追って解説していきますので、最後までご覧ください。 

自己分析の重要性

就活の軸を決めていく上で、必要になってくる要素は自己分析です。就活の軸はいきなり思い浮かぶものではないので、自己分析をヒントにしながら形成していきます。「自己分析なくして就活の軸あらず」なので、就活の軸を決める前にまずは自己分析を行いましょう。

自己分析を行うことで、就活の軸以外に、自分が将来やりたいこと(Want)、自分ができること(Can)、自分が成し遂げたいこと(Should)の3つを見つけることができます。これら3点を見つけることで、自分に合った職業と会社に出会うことができるので、自己分析は就活生なら絶対にやらなければいけません。

就活の軸の決め方3

就活の軸を決めていくには、自己分析が大切であるということを先程の項で説明しましたが、どのようにして自己分析を行なっていけばいいか分かりませんよね。そこで自己分析を行う際に、3つのアプローチの仕方から自己分析を行うことで、就活の軸を決めていくのをおすすめします。 

1. 過去の自分を振り返る

面接では、「自分が何者で」、「何がしたくて」、「なぜその会社なのか」の3点を簡潔に面接官に伝える時間です。そこで自分が何者なのかを自分自身が理解するために、まずは過去の自分を振り返り、自分はどういう人間なのかを知る必要があります。

 まずは自分史年表を作ってみることから始めてみましょう。具体的には幼稚園・保育園、小学校、中学校、高校、大学といったカテゴリーに分けて、そこで自分は何をやってきたのかを書き出してみましょう。例えば大学では何を勉強し、どんなアルバイトを経験し、どんな部活やサークルに所属していたかなどの、事実ベースをひたすら紙に書き出してみましょう。 

2. 行動・モチベーションの源を探る

上記で今日に至るまでの事実を書き出したら、そこでの感情に着目し、行動・モチベーションの源を探ってみてください。具体的には

    1. なぜそれを始めようと思ったか
    1. 楽しいと思ったのか、それとも苦しいと思ったのか
    1. なぜ努力しようと思ったのか
    1. どういう部分で苦労したのか
    1. 何にやりがいを感じたのか
    1. これらの経験から何を学んだのか

など、一つの経験、事実に対してこのように深掘りをしていきましょう。

「なぜ・どうして」を徹底追求することで、何か共通する部分が見つかるので、深掘りした後に共通点を書き出していきましょう。共通点が見つけられたら、それが自分自身のモチベーションの源になるかもしれません。 モチベーションの源を参考にしながら、就活の軸を決めていくのも一つの方法です。

また友達や両親、キャリアアドバイザーの方達に手伝ってもらうことで、他人は自分のことをどう思っているのかを知れます。自分ではこう思っているけど、他人からみたらこう思われているといったように、自分では知ることのできなかった一面を知ることができるので、自己分析の他に他己分析もおすすめです。 

3. 会社説明会やOB訪問を行う

自己分析に並行して、会社説明会やOB訪問も同時に行うようにしてきましょう。会社説明会やOB訪問を行うことによって、自分が思っている仕事内容や会社の雰囲気を知り、どう感じたのかの自身の感覚や感情から就活の軸を形成していくのもおすすめです。

実際にその会社で働いている社会人の方と会話することによって、自分が将来どうなりたいのか、どのような仕事をやりたいのかなどの、将来に対する解像度を上げていくことができます。将来の解像度が上がることによって、就活の軸の解像度も上がっていくので、できる限り沢山の会社説明会やOB訪問を行い、多くの社会人の方達とお話ししてみましょう。 

また会社説明会に参加する上でのポイントとして、事前に質問を作成し、必ず一回は社会人の人に説明するようにしてみましょう。せっかく時間を取って参加するわけなので、一方的に受けるのではなく、自分から積極的に質問することをおすすめします。 

その他気を付ける点等を専門家の視点から知りたい方は、採用コンサルタントの視点で書かれたものがあるので是非読んでみてください。

就活の軸の例 5

就活の軸の決め方が理解したと思うので、実際の就活の軸の例を5選を紹介します。これはあくまで一例なので、下記の例を参考にしつつ、自分の就活の軸を形成していって欲しいと思います。これから5つの就活の例を細かく解説していきます。 

1.自分の成し遂げたいことを達成したい

自己分析や会社説明会・OB訪問を通して、自分が将来成し遂げたいことが見つかった人は、このような軸を設定すると良いでしょう。入社してから数年はそこの会社で勤務していくわけなので、仕事を通して成し遂げたいことがないと辛いと感じると思います。また仕事で困難なことに直面した際に、成し遂げたいことがあった方が、困難を乗り越えられると思います。成し遂げたいことに関しては、まずは大まかな内容を言語化した後に、そこから細分化していきましょう。

 具体的には、広告業界を志望しているのであれば、制作する仕事をしたいのか、それともお客さんと関わる仕事をしたいのかで変わってくるので、そういった具合で成し遂げたいことを設定していきましょう。 

2.世界で活躍する人材になりたい

世界で活躍する人材になりたいという軸を設定するならば、海外にも支店がある会社を見ていかなければなりません。またTOEICの点数が800点以上あると有利かと思います。 海外で活躍する=外資系企業というイメージが強いかもしれませんが、海外に支店を構えている企業は、日本企業は沢山あるので広い視野を持って会社を探してみてください。企業でなくても、NGOに就職するという選択肢も存在します。

「世界で活躍する人材になりたい」と言っても、人それぞれ活躍できる人材の価値観が違うので、“世界で活躍する人材というのはどういう人たちを示しているのか”をしっかりと自分なりの価値観を定めておいた方がいいでしょう。自分なりに世界で活躍できる人材の価値観を導き出せたら、それをキャリアアドバイザーに聞いてもらいフィードバックをもらうようにしましょう。

3.お金持ちになりたい

「お金持ちになりたい」というビジョンに対しても、お金持ちの価値観も人それぞれ違うので、将来いくら稼げるようになりたいのか、なぜお金持ちになりたいのか、またお金持ちになって自分は何者になりたいのか、などを明確にしてから面接に挑むようにしましょう。 抽象的な就活の軸に対して、具体的に自分なりの考えを面接で伝えられれば問題ありません。 

4.長所を生かした仕事に就きたい

自分の長所は何なのかをしっかりと把握した上で、過去に自分の長所を活かしてどのような経験や活躍をしたのかのエピソードを面接で話せることがポイントです。エピソードに関しては2つ、3つほど用意しておくといいでしょう。またエピソードを簡潔に面接で伝えることも大切です。 自分の長所と志望する職種を重ね合わせた際に、会社で自分はどのような活躍ができると思うのかも合わせて考えておくことで、自分が職場で働いた際の再現性が高まり、面接通過率が高まります。 

5.専門性を極めた職業につきたい

専門性を極めた仕事に就きたいのであれば、なぜその職業を志望しているのか、専門性や資格などを取得して、将来自分はどういった社会人になりたいのかを面接で伝えられるようにしましょう。まったくの未経験の人が社会人になって専門スキルを1から身につけていく場合、入社した時にギャップを感じるかもしれません。入社時のギャップを無くすために、就活をしながら専門知識の勉強をしてみてはどうでしょうか。 

エンジニアを例に説明していくと、プログラミング言語が全く分からず、コードが書けない人がエンジニアを目指す場合、入社時にギャップを大きく感じると思います。無料の学習ツールを使って、実際に手を動かしてみてはどうでしょうか。自分の手で動かすことによって、分かることがあるので実際に手を動かしてみることをおすすめします。

就活の軸のその他の事例を確認したい方は以下の記事よりご確認下さい。

まとめ

 

以上が就活の軸の決め方でした。就活軸が定まっていない方は、まずは自己分析(過去の経験の書き出し、行動・モチベーションの源を探る)を行なって、とにかく書き出してみてはどうでしょうか。言語化することによって、就活の軸につながるヒントが隠れているので、ぜひ実践してみてください。

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