年々増えているOB訪問のアプリやサイト。
名前は知っているし、周りの友達もやっているけど
どう活用すれば良いのかわからない。
本記事では増加するOB訪問の機会をどう活かしていくかを、
実体験を踏まえてお伝えしていければと思います。
【OB訪問アプリの使いこなし術】ライバルに差をつける活用方法 5選
こんにちは。19卒で現在大手上場企業に勤めております、せんと申します。
また、インターンでは多くの就活生にインタビューし、内定までのリアルな声を拾う活動も行っていました。
それでは早速他の就活生と差をつける、OB訪問アプリの使いこなし術について紹介していきます!
就活生の皆さんは是非最後までお読みください。
OB訪問とは
OB訪問とは
理解を深める場」です。
ネットや説明会では見えてこない、働く先輩の生の声を聞く
またとない機会になります。
OB訪問アプリのメリット 3選
ここからはOB訪問を実際に行うために活用すべき「OB訪問アプリ」の
メリットについて解説していきます。
1,繋がりのないOBに手軽に会える
1つ目にして最大限のメリットが、「知り合いでないOB・OG」に会いにいき(オンライン)で
話を聞けることです。
OB訪問アプリがない時代には、大学の就活センターに行きOBと繋いでもらうことや
知り合いを辿って探すしかありませんでした。
しかしネット全盛期の今は、気になる企業をすぐに検索し、
気になる企業のOB・OGに話を聞きにいくことができます。
どの大学でも、どの地域でも、格差なく話を聞きにいくことができることが最大のメリットになります。
*今の時期はオンラインでのOB訪問が推奨されています。
2,説明会では聞けない話が聞ける
次に、実際に働いている人だからこそリアルな生の声を聞くことができます。
自身が想像していた働き方ができるのかどうか、
福利厚生はどのようなものがあるのか、
雰囲気はどうなのか。キャリアパスはどうなのか・・・。
人事や説明会、ネットからだけでは得られない情報を得ることができる機会になります。
3,紹介で人脈が広がる
さらに、OB訪問を繰り返すことで人脈が広がっていきます。
志望企業のOBと実際に面談し、内定を獲得した際には会社のことについて聞くことができます。
さらに別企業に行くことになっても、お互い目指すべき志が同じであったり、近い業界であったりすると情報交換することでシナジーを生み出すことができる可能性があります。
友達探しが目的でOB訪問するわけではありませんが、真剣に議論する場だからこそ新しい繋がりを得ることができます。
OB訪問アプリのデメリット 2選
次に、OB訪問時のデメリット(リスク)についてお伝えできればと思います。
1,会うOBはあくまで他人
1つ目は、あくまでお会いするOBは他人であるということです。
もちろん会ってもらう意識を持って準備を徹底すること、マナーを守ることは大切になります。
が、それと同じくらい自分の身は自分で守ることが大切になります。
就活の時期になるとOB訪問絡みの事件もニュースになります。
メッセージで良い人そうだと思ったのに、と後悔することになってからは遅いです。
個室や夜会うことは避け、日中にオープンな環境(カフェなど)で会うようにしましょう。
2,鵜呑みにせず、参考にする
また、OB訪問で会う人はあくまで企業の中の1人です。
会ったOBが言ったことが全て正しいとは限りません。
勘違いももちろんありますし、配属後のエリアや部署によって状況や制度が変わることも
往々にしてあります。
全てを鵜呑みにせず2次情報と見比べながら、時には2人以上に話を聞きながら
自身の理解を深めていってください。
OB訪問アプリの使いこなし術5選
続いて、OB訪問アプリを使いこなすための5つの方法について解説していきます。
1,プロフィールを充実させる
OB訪問におけるプロフィール欄はESだと思い、真剣に書いてください。
OB・OGも多忙な中、それでも後輩の役に立てるならとの思いで面談を実施しています。
では、どんな人なら会いたいか。
ずばり、「面談の時間を活かし、自身の夢・目標に向かっていってくれるだろう人」です。
だからこそ、適当にプロフィール欄を書くのではなく真剣に書いてください。
プロフィールを充実させることが面談への第一歩となります。
2,会う前の準備の欠かさない(1)【目的の明確化】
無事面談の日程が決まったら、次は当日の準備になります。
準備は大きく分けて2つになります。
まずは1つ目、「目的」をきちんと定めることです。
OBも忙しい中、そして就活生自身もやることは多く時間には限りがあります。
そんな中、30分〜2時間程度のOB訪問をなんとなく過ごしてしまうのは非常にもったいないです。
有意義な時間にするべく、「目的」を定めましょう!
自身が説明会で抱えた疑問を解消する場なのか、
会社の雰囲気を聞くことでどう働くかをイメージする場なのか、
それとも選考に繋がるOB訪問なのか(時々あるようですね)
どんなことでも構いません。
自分なりで構わないのでしっかりと時間をとって考えてみてください。
3,会う前の準備の欠かさない(2)【質問と仮説の準備】
目的を考えた後は当日何を話すかについてです。
目的については既に考えているはずなので、
その目的を達成するためには何を聞けば良いのか
といった視点で考えてみてください。
また、ただ質問を幾つも考えるだけでなく自分なりに仮説を持って当日に臨むことで
表面上の質問の受け答えだけでなく、一歩踏み込んだ事実や
そのまま聞いただけでは出てこなかった話題に発展する可能性もあります。
仮説は正しくなくて大丈夫です。
自身で考えぶつけることで、より有意義な面談になるはずです。
4,面談時は面接だと思え
上記の準備をしっかりしたのち、いざ当日です。
フレンドリーな方、優しい方、おしゃべりな方・・・
色々なOBがいるかと思います。
しかし油断しないでください。
OB訪問は友達作りの時間ではありません。
上で決めた「目的」を達成するための場です。
もちろん自己紹介の中で共通点が見つかったりと盛り上がる分にはいいと思いますが、
雑談で終わるのではなく、「目的」を達成すべく考えた質問や仮説をぶつける場にしてください。
面談とはいえ、プレ面接くらいの気持ちで臨むのが良いでしょう。
5,振り返りはマストで実施する
そして、面談後。
「いい話が聞けたな」「いい先輩だったしあの会社行きたいな」
で終わらないでください。
「目的」が達成できたのかどうか、
聞けたことをもとに自分はどう考え、今後どのようにしていきたいと思ったのか
きちんと振り返りをしてください。
やりっぱなしではなく、振り返ることで2回目、3回目のOB訪問が更に良い時間へと変わっていきます。
OB訪問アプリおすすめ 3選
最後に、活用すべきOB訪問アプリについて解説していきます。
1,Matcher(マッチャ-)
「OB訪問する代わりに〇〇をお願いします」
就活生とOB・OGとのWin–Winとの関係を築くことができるのがMatcherの特徴となります。
おいしいカフェや筋トレを教えてくださいといったお願い事が書かれていることがありますが、ほとんどは特にお願いもなく自己分析や深掘りを一緒にしましょうという学生目線のものが多くなっております。
ワンクリックで申し込むことができる気軽さも使いやすい理由の一つになっております。
2,ビズリーチ・キャンパス
こちらは大学ごとのつながりが強いOB訪問になります。
原則自身の大学の先輩にOB訪問をする形式で現在は国内40校のOBが登録している状況です。
40校とはいえ2万人を超えるOBが登録している状況で
大手企業・ベンチャー企業問わず様々な企業のOBと話をすることができます。
また登録者限定のイベントもあり、登録者の中から抽選で選ばれた人のみが参加できるため
まずは登録だけでもすることをお勧めします。
3,HELLO, VISITS
登録OBは企業の認可を受けた方のみになっております。
そのため、企業の一線で活躍するOBの方とお会いし話をすることが出来ます。
また話の内容次第ではインターンのお誘いが来ることもあります。
さらに「イノベーションジム」や「会員限定ラウンジ」など、コンテンツ量では
他サイトに比べ群を抜いて優れています。
OB訪問や就活にとどまらず、その先の活躍やサードプレイスを作りたい方にはもってこいのサービスになっております。
まとめ
OB訪問についてここまで解説してきましたがいかがだったでしょうか。
OB訪問のハードルは様々なサービスの増加で年々下がっております。
一方で、1つの会社でずっと働く人の割合が下がっているこの時代に
プロダクトだけでない、生の声が聞けるOB訪問の需要は高まっていると思います。
オンラインでまずは気軽にOB訪問にチャレンジしていっていただければと思います。