【自覚している性格の例文】複数内定者が短く書くコツも伝授!

履歴書の中にある「自覚している性格」の項目。
「自覚って言われても…」と悩む就活生も多いでしょうね。

ネガティブな印象の性格しか思い浮かばないって方だらけではないでしょうか。
例えば、「スマホ中毒」とか、「継続力がない」とか、「優柔不断」とか。

実際にこの欄に悩んできた就活経験者が、書き方のコツをお教えします。

松山
履歴書対策にどうぞ、松山です。
大手企業に8社内定をもらいましたが最初は履歴書が通りませんでした。やっぱりコツが必要になります。

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【履歴書対策】「自覚している性格」欄の例文一覧!短く書くコツも伝授!

そんなこと書いていいの?、どうやってこの小さな欄にまとめるべき?などの疑問を解消していく記事にします。

「自覚している性格」の書き方は?

まず、書き方を伝授します。
ポイントは、
・面接官が何を求めているのか掴むこと
・アピールしたい自分自身の魅力につなげること
・短く端的にまとめること
の3つです。

面接官の「狙い」を掴む

履歴書は面接への登竜門です。履歴書が通らない限り、就活のスタート地点にも立てないという事態になります。きっちり戦略を練って書きましょう。

まず意識して欲しいのは、履歴書やエントリーシートの中で書いてある企業からの質問は、きちんと意味があるものである!ということです。
どれも、「あなたのことをアピールしてくださいね」という型を作ってくれていると思ってください。せっかく与えられたアピールチャンスに、的外れな答えを書いてはせっかくのアピールチャンスが台無し。

履歴書に詳しく記載してほしいのは、あなたの魅力や人柄。
ステータスは経歴欄や資格欄で分かります。「どんな人間なのか?」を人事の人に理解してもらう必要があるんです。
ここで注目してほしいのは、「自覚している」と書いてあるところ。
面接官としては、狙いは2つ。

①「自分で存分に見せることが可能な、あなたの長所を書いてほしい」

②「私たちが面接で抱く印象と、本人の心は不一致があるかもしれない。そこをきちんと見極めるための材料がほしい」

個人的には、2つ目の方が大切なように思います。

初対面やそれに近い人と話しているシチュエーションで、「本来の自分の性格や良いところ・悪いところを全然わかってもらえてないな」「なんか誤解されているな…」と思った経験はありませんか。

個人的な経験として、私はこのミスマッチがとても多かったんです。
私は初対面の相手に対して、取り繕いすぎる癖があり、明るくてハキハキした積極性のある人間に見られやすかったんですよね。
「営業向きだね!」「数字取ってくるのとか好きそうだね」「外資向きじゃない?」とか、面接でも説明会でもどこでも、ずーっと言われてました。
でも実際はムチャクチャに根暗で、人前に立つのも大嫌いです。競走もなるべくしたくない人間なんです。なるべく目立たずに、静かに、人と関わらずに生きていきたいとも思っています。(暗いことを言ってごめんなさい。)
「営業とか絶対したくないです!」「勘違いされたまま企業に入ったら、絶対疲れるぞ…!」と思っていたので、この欄に自分がいかに大人しくて引っ込み思案な人間かを書くようにしていました。「そうは見えませんけど…」と言われても、山ほどある具体的な根暗エピソードを話して、誤解を解きました。
ここでマイナスポイントに取るような企業は、もともと私には向いてないと思いました。積極性のある、私のように暗くない人間が欲しいと思っているに違いなかったからです。

あえて、人事の人がプラスにとっている、実は自分では本当の意味では長所だと思っていない部分をさらけ出すチャンスでもあると思っています。
もちろん、ネガティブに書く必要はありません。あくまでもアピールポイントとして、初対面の人に見えにくい自分の性格を書いておくのです。

企業や面接官が好きそうな長所をハキハキと綺麗に書いた方が、1次面接には辿り着きやすいかもしれません。でも、ゴールは「内定」ではなくて、「自分が楽に・楽しく・望み通りに働き続けられる場所に辿り着くこと」です。
私はそこを大事にしてほしいと思っています。
転職を何回か経験した者としては、新卒で入る企業を、見栄とか勢いで決めないでほしいです。
「これで内定取れそうだぞ!面接官の人、私に興味持ってる!」「入る企業、このままいくと決められそうだぞ!」と、安心を欲しがってしまう焦りは、とてもよくわかるんです。
でも、求められるがまま、仮面を被る道化にはならないでください。それは役割を求めているのであって、あなたを求めているのではないし、仮面が必要になってしまうような会社にいると、絶対に疲れが出てきます。
あなたのあなたらしい長所とか性格を欲しがってくれる企業は、絶対にあります。矛盾しているように感じるかもしれませんが、就活中に、面接官にとって、良く思われようとし過ぎないでください。
あくまでも、あなた自身を見せてください。遠回りに見えても、その方があなたの働きやすい環境は手に入りやすくなります。

なるべく短く!履歴書に記載するときのポイント

履歴書に記載する内容になるので、記入欄のスペースをきっちり使って、上手くまとめることが大切です。スカスカだと「やる気があるのか?」と思われますし、文字が小さいと「読みにくい」となります。ビッチリ書きすぎるのも考えもの。

意識してほしいのは、多くの履歴書を一気に見る人事のお仕事状況についてです。正直、全部読むのって大変なんですよね。だから、わかりやすく記載をしてくれている就活生の方が評価されやすいです。
仕事においても、わかりやすく簡潔に内容をまとめる力が大切です。学生の今の時点でその力が身についていると、評価が高くなります。

わかりやすく記載をするのは、そこまで難しいことじゃありません。

①まず、結論から述べること。「私はこんな性格です」から始めます。
②その裏付けとなるエピソードや経験談を1〜2個の文でその後にくっつけること。

この2点だけで大丈夫です。
ポイントさえ押さえておけば、あとはどう書いても大丈夫です。
例文を書いて見せた方がわかりやすいと思うので、さっさと例文集に移ります。

ESを書く前の下準備

ESを書く際にとりあえず書いてみようと書いている人も一定数いるのではないでしょうか。就職活動で最も重要な事は、自分自身を理解し、適切な言葉でその魅力をアピールしていく事です。

その上で、まずは自分自身を深く理解している必要があります。本メディアでは、自己分析の方法に関して多数の記事でまとめており、どのように自分自身を深ぼっていくのかに関して丁寧に解説をしています。まずは以下にオススメしているサービスの中の自己分析ワークシートなどを活用しながらプラスで関連記事を参考にしてみてください。

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他に以下の記事も参考にしてみてください。

【例文集】「自覚している性格」実際にどう書く?

実例集です。

3つのやり方に分けて考えてみました。

1つ目は、ストレートに積極性や真面目さをアピールする方法。自分を採用することのメリットを訴える形です。これが一番王道かと思います。
2つ目は、短所をあえて書く方法。前述したように、初対面の人に抱かせる印象と実際の性格が合致しにくい人は、この方法を使った方がいいと思っています。
3つ目は、個性を出して書いて、気を引く方法です。とにかく一次面接に進みたいという人は、飛び道具としてこの手を使ってみてください。トーク力に自信がある人にはうってつけかと思います。

積極性・真面目さをアピール!

(例文1)
とても生真面目な性格です。すぐに自分ごととして、相手の問題について考える癖があります。親身になりやすいタイプで、その性格が野球部のマネージャーとして向いていたと思います。

ーPOINTー
☑︎端的に性格を表せる単語を使います。
☑︎自分の特性を生かした部活動を行なっていたことをアピール。「どんな経験があったか」という質問を面接官にさせることができます。自分が準備しやすい・有利に持ち込みやすい質問をさせる技術は就活で役に立ちます
☑︎自分が目指している仕事のポジションが、クライアントと密に話をするものであれば、この内容がなおアピールとして機能していきます。

(例文2)
競争心が強い、負けず嫌いなタイプだと自覚しています。アルバイトでもサークル活動でも、自分よりも同期が秀でていると燃えてしまいます。趣味のゲームだとしても、躍起になりがちです(笑)。

ーPOINTー
☑︎これも端的に1文目から結論を持ってきています。わかりやすいです。
☑︎くだらないプライベートの話も混ぜると好印象です。どんなことでも負けず嫌いであるというアピールになります。
☑︎営業職やインセンティブがつく仕事、情熱や積極性を求められる仕事を目指している場合、ジョークに見せかけて「向いている」と思わせるタネになります。

(例文3)
面倒見がいい方だと思っています。常に後輩や年下の子に対して「どうしているかな?」と気になります。自分がアルバイトで「見て覚えろ」と言われて育ち、大変苦労したので、後輩への指導はきちんと行いたいと思っていました。

ーPOINTー
☑︎気が効くことをアピールしています。
☑︎具体的に行動した内容も記載できます。
☑︎入職後にどういった動きをしそうな学生なのかイメージがつきやすいです。
☑︎社風との相性も考えやすくなります。
☑︎大切にしているモットーもアピールできます。

短所をあえて書く!

(例文1)
八方美人だと思っています。人に合わせて意見や感想、ものの言い方を変えます。年上の人々に囲まれて育った影響と分析しています。短所だと思っていましたが、接客業のアルバイトではプラスに働くことを知りました。

ーPOINTー
☑︎マイナスの自己評価に見えて、この職業に向いている性格であるとアピールしています。
☑︎マイナス評価を受けやすい性格であることへの自覚も記載しておきます。
☑︎あえてそういう書き方をする就活生は珍しいので、気を引けます。
☑︎自己分析を冷静にできる学生であると思われやすいです。

(例文2)
かなりの心配性です。何度でも忘れ物がないかチェックしますし、最悪の事態を想像してそれを回避するために動きます。挑戦的ではない方ですが、うっかりしていた!というミスは常に防ぐようにできます。

ーPOINTー
☑︎ネガティブと見せかけてポジティブな自己評価です。
☑︎慎重に物事を進める必要がある仕事を目指しているのであれば、高評価を期待できます。
☑︎具体的なエピソードを面接で話すと印象がもっと良くなります。用意しておきましょう。

(例文3)
リーダーには向かないタイプです。補佐役の方が向いています。常に人の意見を聞いて、なるべく全員が納得できるような結論に導きたいと思っています。全てを自分で決断するよりかは、人と話し合いながらゴールを検討するやり方を望みます。

ーPOINTー
☑︎2文目で役割としての適性をアピールします。
☑︎どういうやり方を好むのかを提示しておきます。物腰の柔らかい人であるという印象になります。
☑︎猪突猛進型ばかりを企業は求めていないので、こういった協調性を尊ぶ企業にとっては印象がいいと思います。

個性を出して目立つ!

(例文1)
オタク気質です。好きこそものの上手なれで生きてきました。得意なこと・好きなこと・極めたいと思ったことをずっと突き詰めています。情報系の学部に入ったのも、昔からのPC好きからです。御社でもこの「好き」の力で突き進みたいです。

ーPOINTー
☑︎荒っぽいやり方ですが、こういったアクのある学生を好む面接官も結構多いです。ただ、エピソードの裏付けがきちんとしている方がいいと思います。
☑︎自分の生い立ちや趣味がそのまま志望している業界・企業に結びついている場合に有効な手段です。
☑︎最後の一文で志望度をアピールしています。

(例文2)
目立ちたがりです。なんでもとにかく自分が何かしてやるぞ!と思うタイプです。学生時代も、1年生の春からそういった気持ちが強く、いろんなことをやらかしてきました。詳しいやらかし事情は面接でお話したいと思います。

ーPOINTー
☑︎これも非常に荒っぽいですが、学歴や経歴に自信がある・もしくはベンチャー企業志望なら問題はないかと思います。割と好まれます。
☑︎面接に持ち込むためのものなので、きちんと喋れるようにしておいてください。
☑︎裏付けできる本来の自分の性格や、やりたいことに対して自信があればOK。

実例!書いた内容は面接でどう扱われる?

例文集、いかがでしたでしょうか。
「こういう書き方もあるんだ〜」と思っていただければ幸いです。
とはいえ、履歴書が通っただけで内定は得られません。ただの足掛かりであると言っても過言ではないのです。
実際に履歴書を元に話してみた印象が、面接官にとってはメインとなります。どのようにこの欄が機能していくのか、見ていきましょう。
筆者が受けた質問をそのまま書いています。

「もうちょっと詳しく説明してみて」

・「具体的なエピソードがもう少し欲しい」
もしくは
・「純粋に興味があるので、詳しく聞いてみたい」
という意図がほとんどです。

答え方としては、エピソードを追加してみたり、自分がどうしてその性格を自覚したのかをもっと噛み砕いて説明することです。

たとえば、「補佐役が向いている性格」と書いているのであれば、

「サークル活動では、最高学年になっても、リーダー役を任される空気は一切ありませんでした。目立つタイプではないので。しかし、ポジションがないからこそ後輩からの相談を受けやすい立ち位置に自分がいた方がいいとも思ったので、何も不満はありませんでした。実際、リーダー格の人に直談判しにくいことを、私をクッションとして使ってくれる後輩たちも多かったです。潤滑油的な存在である自分を、私は嫌いではありませんし、組織には必要なポジションだと思っています」

と答えてみることです。
具体的なエピソードを含めて、仕事への適性や、社会人としてやっていく上でのスタンスの取り方をアピールできますよね。

「その性格をどう仕事に活かせそう?」

これはストレートな常套句的質問です。
自分の性格をポジティブに応用すればいいので、答えやすいかと思います。

たとえば、「オタク気質です」と書いているのであれば、

「自分でやるぞと決めたことには、絶対にできるようになるまで突き詰めるタイプなので、仕事で大きな企画を任された時は、情報集めに対してこの性格を有利に利用できると思います。プライベートでも気になったことは全てリストアップして、自分がこれだと思うまでデータ化していきます。ただ、仕事は納期や他のチームのメンバーの都合があることは承知しているので、周りが見えなくなるぐらい程度が過ぎる場合は、上司の方に叱り飛ばしてもらえるとありがたいです!」

とか…。ちょっと最後はカッコ笑いって感じですが、この辺りは面接中の空気や自分のキャラに合わせてください。
あえて悪いところを見せておけることも、強みのひとつだと私は思っています。

「じゃあ、他人からはどう言われる?」

最後のこれも、とてもオーソドックスな質問なのですが、実は矛盾点を突かれやすい意地悪質問への入り口だったりします。
「なんでそういった認識の差異が出てくると思う?」みたいな詰めが飛んでくる可能性があるので、あまり誤差がない評価をされると答えた方が無難だと感じています。

たとえば、「心配性です」と書いているのであれば、

「友人や家族からも、同じような評価を受けます。大体は「心配しすぎだよ」という呆れが多いんですが、私の気が済まないのでなかなか直りません。でも、私が石橋を叩いて渡るスタイルであることを理解してくれている友人たちからは、チェック役を最後に任してもらうことも多くて、「お前に任せとけば最終確認として万全」と信頼してもらっていました。親からは小言を言われることが多いんですが、評価される場所もあると知って、履歴書にも書くことにしました」

とか。これぐらい具体性があれば納得してもらえるかなと思いますね。

まとめ

今回は履歴書の欄を使って自分をいかにアピールするかの実例を出させてもらいました。
個人的には、あんまり自分を偽らないで書く方法をおすすめしたいです。
短所だと思っている箇所も、誰かからすると長所に見えることもあります。自分を過小評価してしまうタイプの人ほど、この欄は有効活用して欲しいなと思います。

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