【学歴フィルター企業】ある企業とない企業の特徴を解説!

就職活動をしている中で度々耳にする学歴フィルターというワード。

Fラン大学に通っている学生にとっては、切っても切り離せない現実であり、避けては通れないもの、それが学歴フィルターです。そこで本記事では、学歴フィルターがある企業とない企業の違いや特徴について解説していきます。

最後には学歴フィルターを突破する方法について触れていきたいと思います。

さと
22卒の現役の就活生のさとです。私はこれまで50社以上の説明会に参加した経験してきました。
そんな私の経験談も踏まえて解説していきます。

【学歴フィルター企業】ある企業とない企業の特徴を解説!

学歴フィルターを導入している企業、そうでない企業の特徴についても紹介するので、就活生の方はぜひご覧ください。

学歴フィルターを企業が導入する2つの理由

そもそも、なぜ企業は学歴フィルターを導入するのか気になりますよね。企業側の考えを理解しておけば、就活生は気持ちを落とすことなく今後に向けて対策をしていくことができるでしょう。

学歴フィルターを企業が導入する理由を以下にまとめます。

学歴フィルターを企業が導入する理由
  • 選考を効率化するため
  • 優秀な学生を採用したいため

これらについて詳しく説明していきます。

1.選考を効率化するため

一つ目の理由は、企業の採用活動において「選考を効率化するため」です。企業は今後の会社の存続や成長を実現するための優秀な人材を採用する必要があり、新卒採用はそれらを左右する重要なイベントとも言えます。

採用活動時、企業は様々な学歴を持っている学生を相手に採用活動を行います。採用活動では企業によって選考プロセスが異なるものの、面接が最も採用コストがかかる選考となっています。なぜなら採用担当に対してつく学生の数が減るため、コストがかかってしまいます。

そこで、応募してきた全ての学生を見るのは手間がかかるため、学歴を1つの足切りラインとして設けていると考えられます。

さと
学歴フィルターの対象はMARCH、関関同立以下の大学だと一般的に言われているそうです。

学歴フィルターを導入すれば、多くの応募者から、高学歴の学生を優先的に次の選考に進めることができるので、企業側からすれば選考の効率化につながるでしょう。

2.優秀な学生を採用したいため

二つ目の理由は、「優秀な学生を採用したいため」です。

企業の人事は、優秀な学生を採用することが仕事であり、もし、採用した学生が思うように活躍することができなかったら人事の責任になります。

そのため、学歴を見て「この学生は学業を頑張ってきたから、仕事でも諦めず頑張ってくれそう」というように安心感を持てる人材を確保したくなります。

さと
人事の立場になってみるとそう思う気持ちも分からなくはないですね。

学歴フィルターは学生から見るとマイナスなものですが、企業側は採用活動における大事な判断材料の一つだといえるでしょう。就活生の方は企業側の考えを理解して、今後の就職活動を進めていきましょう。

学歴フィルターがある可能性が高い企業の3つの特徴

ここまでで、企業が学歴フィルターを導入する理由を理解していただけたと思いますが、「実際に学歴フィルターを導入している企業の特徴を知りたい!」という方もいるのではないでしょうか。

ここからは、学歴フィルターがある可能性が高い企業の3つの特徴についてご紹介していきます。

企業説明会などで学歴フィルターについては公表されないので、就活生の方は企業の特徴を理解しておきましょう。

以下に学歴フィルターがある可能性が高い企業の特徴をまとめます。

学歴フィルターがある可能性が高い企業の特徴
  • 就活生から人気がある
  • 歴史のある企業で学歴を重視している
  • 業務内容の難易度が高めである

以下で詳しく説明していきます。

1,就活生から人気がある

一つ目の特徴として「就活生から人気がある」企業が多いです。

そういった企業は多数の応募者が存在するため、全員と面接をするということは大変になります。

さと
倍率が数十倍〜数百倍の大手企業が学歴フィルターを利用している可能性が高いでしょう。

自分が応募しようとしている企業はどのくらい人気がある企業なのかを事前に調べておくといいです。最近だと人気就職ランキング等が出ているので、自分の志望企業がどのあたりに位置しているのかを確認しておきましょう。

人気がある企業ほど、学歴フィルターで大量応募してきた就活生を、「足切り」でふるいにかけている可能性が高いので注意しておきましょう。

2.歴史のある企業で学歴を重視している

二つ目の特徴として、「歴史のある企業で学歴を重視している」というものが挙げられます。

一昔前では、学歴が高いことが一番だという風潮があったため、歴史のある企業ではその名残が残っている可能性が高いです。企業内の意思決定権を持っている人が昔の前提を持っている人だと、採用担当が気に入ったとしても、最終面接などで落ちてしまう事が起きてしまいます。

さと
私たちの親世代では「学歴が全て」という考えがあったみたいです。

現代は変化が激しい時代になってきているため、終身雇用もなくなって学歴だけで判断されることは減ってきています。

学歴フィルターは歴史のある企業に導入されていることが多いので、自分が志望している企業の創業はいつからなのかをチェックしてみるといいでしょう。

3.業務内容の難易度が高めである

三つ目の特徴として、「業務内容の難易度が高めである」ことが挙げられます。

特に、投資銀行やコンサルティングファームなどの数字を使ったり、論理的な思考が常に求められる企業では、学歴を重視する傾向があります。

さと
常に学び続ける姿勢がなければやっていけない仕事では、学齢を見られることが多いです。

業務内容が、学校の勉強よりも難易度が高いと、勉強ができない人を採用することは、企業側にとって大きなリスクになります。

投資銀行やコンサルティングファームなどの企業では、選考の中でケース問題やテストを実施して学力のチェックすることがほとんどなので、学歴に不安がある方は対策をしていきましょう。

選考で好成績を出すことができれば、学歴関係なく評価につながるので諦めずに挑戦しましょう。

学歴フィルターがないであろう企業の3つの特徴

全ての企業が学歴フィルターを導入しているわけではありません。

ここからは、学歴フィルターがないであろう企業の3つの特徴についてご紹介していきます。

学歴フィルターのせいで選考に進めないといったことを避けたいという就活生の方は、これから紹介する企業の特徴を抑えてそこに応募してみるといいでしょう。

以下に学歴フィルターがないであろう企業の3つの特徴をまとめます。

学歴フィルターがないであろう企業の特徴
  • 多種多様な学生の採用を考えている
  • 就活生からの人気が低めである
  • スカウトサイトを利用している

これらについて詳しく解説していきます。

1.多種多様な学生の採用を考えている

一つ目の特徴として、「多様な学生の採用を考えている」といったものが挙げられます。

特に、設立から間もないベンチャー企業や、学歴を重視せずに学生時代にどんな経験をしてきたかをみる企業がこのタイプに該当するでしょう。

さと
学歴が全てではないという企業は数多くあるので安心してください。

学歴フィルターを導入せずに、学生の人柄をみて採用したいという企業もあります。

学歴に自信はないけど、人一倍いろんな経験をしてきたという自信のある方は、学生時代頑張ったことを魅力的に伝えられるように対策しておきましょう。

2.就活生からの人気が低めである

二つ目の特徴として、「就活生からの人気が低めである」というものがあります。

応募者数の少ない企業が学歴フィルターを導入すると、選考に通す人数が足りなくなってしまい、予定していた採用人数に到達しない恐れにつながります。

さと
倍率が低い企業が学歴フィルターを導入することはほぼないと言っていいでしょう。

就活生からの人気が低い企業は、説明会などを通して選考に招待することが多いという特徴があります。

そのため、学歴フィルターで選考に進む人を選んでいる人気企業とは違い、学歴はそれほど重視していないと考えられるでしょう。

3.スカウトサイトを利用している

三つ目の特徴として、「スカウトサイトを利用している」ことが挙げられます。

そのような企業は、学生のプロフィールなどの自己紹介文を見て、自社とマッチしそうな学生に対して、説明会や選考に進んでもらうためにオファーを送ることがあります。

さと
私自身も、スカウトサイトを利用していた経験があり選考の案内をもらっていました。

学歴フィルターを導入している企業だと、スカウトサイトを利用していることはほとんどありません。

就活生の方は、自分が志望している企業がスカウトサイトに掲載されているかどうかチェックしてみるといいでしょう。

学歴フィルターを突破する5つの方法

ここまで、企業が学歴フィルターを導入する理由、学歴フィルターがある企業とない企業の特徴について解説してきました。

しかし、就活生の皆さんの中には、学歴フィルターを突破する方法を知りたいという方も多いのではないでしょうか。

そこでここからは、学歴フィルターを突破する5つの方法についてご紹介します。

学歴がなくても、就活を成功させるためにやるべきことをまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

学歴フィルターを突破する5つの方法を以下にまとめます。

学歴フィルターを突破する方法
  • 早い時期から就活を始める
  • インターンシップに参加する
  • ベンチャー企業も受けてみる
  • 筆記試験対策をする
  • OB訪問をする

これらについて詳しく解説していきます。

1.早い時期から就活を始める

一つ目の方法として、「早い時期から就活を始める」ことがあります。

就活は自己分析、ES、面接など準備することがたくさんあるので早い時期から対策をすれば、周りの就活生に差をつけることができるでしょう。

さと
学歴フィルターを言い訳にして就活を先延ばしにするといったことは避けましょう。

学歴を変えることはできませんが、これからどう行動していくかは自分次第で変えることができます。

学歴に自信がない人ほど、早い時期から就活を始めていろんな企業に応募してみることをおすすめします。最初から諦めずに努力を積み重ね高学歴の人に差をつけましょう。

2.インターンシップに参加する

二つ目の方法として、「インターンシップに参加する」が挙げられます。

インターンシップは本選考時期より前に開催されるので、参加者は学歴フィルターを通さずに別枠で評価してもらえる可能性があるでしょう。

2〜3日のインターンシップに参加すれば、企業に自分をアピールしにいくこともできますし、同期に企業理解も深まります。

また、長期インターンシップに応募してみて、業務経験を積むこともおすすめです。

学生時代に仕事を経験して実績を残すことができれば、学歴以外でのアピールポイントにもなるでしょう。

さと
私自身も長期インターンシップに参加して、それを大手企業の面接でアピールしていました。

インターンシップに参加すれば、そのまま早期選考に呼ばれることもあるので学歴フィルターを導入している企業であってもチャンスがあります。

学歴フィルターを突破したい就活生の方は積極的にインターンシップに参加してみてはいかがでしょうか。

3.ベンチャー企業も受けてみる

三つ目の方法として、「ベンチャー企業も受けてみる」ことをおすすめします。

ベンチャー企業は学歴を重視していないところがほとんどです。

志望度が低くても、説明会や選考を進んでいくにつれて、企業の魅力に気づいていくパターンも多いです。

さと
ベンチャー企業の説明会は、大手よりも自由で、説明会の中で体験ワークが行われることもあるので業務内容の理解が深まります。

また、説明会と選考をセットで行うことが多いので、面接対策もすることができます。

学歴をカバーするために面接慣れをしておくことも一つの作戦になるでしょう。

学歴フィルターがある企業で、自分のことを最大限にアピールするためにも面接などを経験して場数を踏んでおきましょう。

4.筆記試験対策をする

四つ目の方法として、「筆記試験対策をする」ことが挙げられます。

意外にも、学歴フィルターよりも先に筆記試験の点数で足切りをする企業が多いのが事実です。

そのため、学歴がなくても筆記試験で高学歴の人の点数を上回ることができれば評価に繋がります。

さと
学歴がある人が良い点数を取ることは当たり前に思われますが、学歴がない人が高得点を出すと頑張って対策してきたことが伝わりやすいでしょう。

筆記試験対策は一夜漬けでできるものではありません。

1日1時間でもいいので継続して筆記試験対策をしておくことをおすすめします。

5.OB訪問をする

五つ目の方法として、「OB訪問をする」ことが挙げられます。

同じ大学に通っていた先輩の就活のやり方を聞くことができれば、学歴フィルターがあったとしてもそれを乗り越える方法を知ることができるでしょう。

また、OB訪問のマッチングアプリやサイトを利用して、自分が志望している企業に勤めている方に話を聞きにいくこともおすすめです。

さと
私自身も、企業研究をする際にOB訪問のアプリを用いて企業について質問をしていました。

会社説明会では聞けないような情報を得るにはOB訪問をして現場の社員に聞くしかありません。その情報を活かして面接で企業に志望理由をアピールすることができれば、学歴フィルター関係なく評価につながるでしょう。

その他、学歴フィルターの突破法に関して以下の記事でまとめてあります。

まとめ

本記事では、学歴フィルターを突破する方法について解説してきました。ここまで読んでいただいた方は、企業が学歴フィルターを導入している理由、学歴フィルターを導入している企業、導入していない企業のそれぞれの特徴について理解できたと思います。

就活生の皆さんは学歴フィルターの対策をして、納得内定を目指しましょう。

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