「逆求人サイトってよく聞くけど、いまいちメリットが感じられない」
「結局どの逆求人サイトを使えば良いのかわからない」
このように考えている就活生は多いかと思います。
逆求人サイトをかしこく使う方法や、億劫になりがちなプロフィールを書くコツについても詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
自身の就活・転職経験をもとにお役立ち情報を発信していきます。
この記事の目次
【おすすめ逆求人サイト10選】就活の効率を劇的に向上させるサイトを紹介!
実は、逆求人サイトはうまく活用すれば就活を有利に進めることができる、非常に便利なサービスです。
この記事では、そんな逆求人サイトについてメリットやおすすめのサイトをまとめました。
逆求人サイトとは
逆求人サイトは、サイトにプロフィールを登録しておいて、企業からスカウトが来るのを待つ就活サービスです。
近年売り手市場となっている就活市場において、企業側からよりよい新卒人材にアプローチするため、逆求人サイトの需要が高まっています。
就活生としても、就活が長引くのは避けたいところ。企業の数は星の数ほどあり、自分一人の力で就活するのはそれなりに体力と時間が必要です。
逆求人サイトなら、自分が目を向けていなかった企業からのアプローチも期待できるため、就活をスピーディーに進められます。
よって、逆求人サイトは就活生と企業双方にとって需要が高まっている、注目の就活サービスといえますね。
逆求人サイトのメリット
では、逆求人サイトは就活生にとって具体的にどんなメリットがあるのか見ていきましょう。
1.効率よく就活できる
逆求人サイト最大のメリットは、その効率の良さにあります。
逆求人サイトは基本的に、プロフィールを入力して企業からのスカウトを待つだけという、非常に便利なサービスです。通常の就活では、企業ごとにエントリーシートや履歴書を作成し、自ら応募する必要がありますよね。
逆求人サイトなら、ひとつのサイトにプロフィールを登録しておけば、あとはそのプロフィールをもとに企業側からこちらにアプローチしてくれます。
企業ごとの志望動機や自己PRを考える手間が省けるため、非常に効率的です。
2.早期内定のチャンスがある
逆求人サイトでは、通常の選考ルートとは違う特別選考に招待されることがあります。
特別選考は、書類の提出が不要であったり、面接回数が少なかったりと、通常の選考より優遇されるパターンがほとんどです。よって、早期内定のチャンスが多いというメリットがあります。
例え第一志望の企業でなくとも、早めに持ち駒を持っておけば心理的にかなり楽になるでしょう。そういった意味でも、早期内定のチャンスがある逆求人サイトはぜひ利用すべきといえます。
3.思わぬ業界の発見がある
逆求人サイトでプロフィールを登録すると、不特定多数の企業からスカウトが届きます。
設定によってある程度業界や条件を絞ることもできますが、選択肢を広げるためにあえて色々な業界からのスカウトを待つのも一つの手段です。
また、最初は興味のなかった業界でも、スカウトを見てみれば思わぬ発見があるかもしれません。こうした予期せぬ出会いも、就活においては貴重な武器です。
4.隠れ優良企業に出会える可能性がある
なかには、参加企業の選定に独自の基準を設け、入念にリサーチしたうえで優良企業を選定している逆求人サイトもあります。
こうした逆求人サイトでは、通常の求人サイトでは出会えないような優良企業の求人が眠っている可能性があるのです。
サイトに登録しておくだけで優良企業に出会える可能性があるなら、使わない手はないといえます。
逆求人サイトのデメリット
逆求人サイトにはメリットもある一方で、デメリットも存在します。ここからは、逆求人サイトのデメリットを4つ見ていきましょう。
1.大手企業の参加が少ない
逆求人サイトは、マイナビやリクナビといったメジャーな求人サイトに比べると、大手企業の参加が少ないのがデメリットです。
近年では逆求人サイトの需要が増えたこともあり、大手企業の参加は増加しつつあります。しかし、メジャーな求人サイトに比べるとやはり少ないのが現状です。
2.メールや通知の管理が面倒
逆求人サイトは、プロフィールを登録すると企業からスカウトメールや通知が来ます。 不特定多数の企業からのスカウトを管理するのはそれなりに大変で、管理が疎かになりがちです。
せっかく優良企業からスカウトが届いても、大量のメールに埋もれてしまって、気付いたら承認期限を過ぎていたなんてことがあれば、もったいないですよね。
よって、逆求人サイトを利用するのであれば、メールの振り分け機能などを駆使して管理しやすい体制を整えておく必要があります。
3.プロフィール作成が面倒
逆求人サイトで企業からのスカウトを得るには、他のライバルに負けない魅力的なプロフィールを作成する必要があります。
しかも、逆求人サイトのプロフィールは履歴書と違い、書ける内容の自由度が高いのが特徴です。となると、企業に刺さるプロフィールを作成するにはそれなりに工夫が必要なため、ここは手間をかける必要がありますね。
本記事の後半では、効果的なプロフィールの作成方法について詳しく解説しています。ぜひ参考にして、逆求人サイトで最も重要かつ面倒なプロフィール作成を乗り越えましょう。
逆求人サイトの選び方
冒頭で述べた通り逆求人サイトの需要は増えており、数も多くなっています。
そこでここからは、どんな点に着目して逆求人サイトを選べば良いのか見ていきましょう。
1.サイトのタイプで選ぶ
逆求人サイトにはそれぞれ特色があり、自分にあったサイトを利用するのが理想です。
サイトのタイプとしては、例えば以下のようなものが挙げられます。
- 幅広い業界の企業が参加:OfferBox、キミスカ、dodaキャンパスなど
- 理系学生や技術職に特化:理系ナビ、LabBase、TECH OFFERなど
- ベンチャー企業に特化:CheerCareer、逆求人フェスティバルなど
上記のようなサイトごとの特色を理解し、自分にあった逆求人サイトを選びましょう。
2.参加企業数で選ぶ
2つ目は、参加企業数で選ぶ方法です。
先ほど例に挙げたOfferBoxやキミスカは、逆求人サイトのなかでは代表的なサイトで、参加企業数も他サイトに比べて圧倒的に多いのが魅力といえます。
しかし、参加企業数が少ない逆求人サイトであっても、単純に人気がないサイトだから掲載企業が少ない、というわけではありません。なかには、irootsのように、独自の基準により参加企業を厳選しているサイトもあります。
よって、幅広い業界を検討したり、大手企業のスカウトを多く獲得したりといった用途であれば、参加企業数が多い逆求人サイトを選びましょう。逆に、ある程度業界が絞れていて、厳選された企業のスカウトが欲しい場合は参加企業数が少ない逆求人サイトを選ぶのがおすすめです。
3.サポート面で選ぶ
逆求人サイトが提供するサポートで選ぶのも有効な選び方といえます。
例えば『dodaキャンパス』では、スカウトを待つ以外に専属のエージェントを利用できるのが魅力です。ほかにも、『逆求人フェスティバル』では採用担当者と1対1の面談が受けられるなど、サイトごとにサポート内容が違います。
各逆求人サイトでこうしたサポートが提供されているため、後述のおすすめ逆求人サイトを参考に選んでみましょう。
逆求人サイトの基本的な利用方法
では、ここからは逆求人サイトの基本的な利用の流れを解説します。
利用自体に複雑な手順はないため、まずは気軽に登録してみましょう。
1.サイトに登録
最初に、逆求人サイトのトップページから登録手続きをします。
たいていの逆求人サイトは、トップページに「会員登録」といったボタンがあるので、そこからメールアドレスなどを入力して仮登録しましょう。
仮登録後は、自身の名前や大学名などの基本情報を入力すれば、本登録が完了します。
2.スカウトが来るのを待つ
登録したら、あとは企業からのスカウトを待つだけです。
しかし、上記の登録手続きだけ終えても企業からのスカウトはまず届きません。スカウトを受けるには、登録後にプロフィールなどの詳細を埋めていきましょう。
3.スカウトが来たら期限内に受ける
あなたのプロフィールが企業の目にとまり、スカウトが届いたら、承認もしくは辞退するか決めましょう。
スカウトの承認には、たいてい期限が設けられています。気に入った企業のスカウトが来ても期限を過ぎると自動的に辞退となるため注意が必要です。スカウト内容をよく読み、その企業を受けたい場合は期限内に承認しましょう。
4.スケジュール調整
選考が始まると、企業側から選考についての詳細が送られてきます。
企業によっては、面接の日程などを複数の候補に分けて設定していることも。他に併行している選考なども考慮して、日程調整を行いましょう。
5.選考開始
日程が決まったら、いよいよ選考開始です。
逆求人サイトのスカウトからは書類選考がないことも多く、いきなり面接から選考開始になるケースもあります。しっかりと対策して挑みましょう。
おすすめの逆求人サイト10選
それでは、ここから気になるおすすめの逆求人サイトを10社紹介します。
1.Offerbox
『OfferBox』は、登録学生数220,000人以上を誇る、最大手の逆求人サイトです。
登録企業数も他サイトに比べて圧倒的に多く、業界も幅広いため、最初に登録する逆求人サイトとして非常におすすめといえます。
また、OfferBoxでは逆求人サイトにありがちな「一斉送信」のシステムを取っていないため、スカウトの信用度がかなり高いのも人気の秘密です。
OfferBoxについては、以下の記事で利用経験者の声をもとにレビューをまとめています。貴重な意見が満載なので、ぜひチェックしてみてください。
◆ OfferBoxのおすすめポイント
- 参加企業が圧倒的に多い
- 企業や業界の選択肢が多い
- 利用学生数も多いため安心
2.キミスカ
『キミスカ』は、先述のOfferBoxに次いで大手の逆求人サイトです。大手企業の参加が多く、優良企業のスカウトが期待できます。
また、キミスカでは適性検査ツールが利用できるのも魅力です。AIによる高精度な診断が受けられるため、非常に役立ちます。適性検査ツールを利用するだけでも、キミスカに登録する価値はあるといえますね。
ちなみに、キミスカについては、以下の記事で詳しく解説しています。口コミなどの評判も気になる人は要チェックです。
◆キミスカのおすすめポイント
- 大手企業の参加が多い
- 高精度の適性検査が受けられる
- 企業別の説明会に参加できる
3.みん就スカウト
『みん就スカウト』は、楽天が提供する就活生向け口コミサイト「みん就」の逆求人サービスです。
大手企業の参加が比較的多く、安心してスカウトを受けられるほか、みん就の口コミと併用すればさらに効率的になるでしょう。
また、みん就スカウトにしかない特別オファーもあるため、早期内定を獲得したい学生や、すでにみん就を利用している学生におすすめです。
◆みん就スカウトのおすすめポイント
- みん就の他のサービスと併用できる
- みん就スカウトにしかない特別オファーがある
- 大手企業の参加も比較的多い
4.dodaキャンパス
『dodaキャンパス』は、ベネッセが運営する大手逆求人サイトです。
プロフィールを90%以上入力している学生のオファー受信率が98%と非常に高く、かなり信頼度の高い逆求人サイトといえます。
また、サイト独自の自己分析ツールがかなり便利。自己分析で悩んでいる学生や、就活の軸が定まっていない学生にもおすすめです。
ちなみに、dodaキャンパスには専用アプリがあり、スカウトの管理やイベント情報の管理がしやすいのもおすすめポイントといえます。
dodaキャンパスについては、以下の記事で評判など詳しく解説しているので、気になる人はチェックしてみてください。
◆dodaキャンパスのおすすめポイント
- 参加企業が多い
- 自己分析ツールが使える
- 専用アプリでさらに便利
5.iroots
『iroots』は、就活サービス大手のエンジャパンが提供する逆求人サイトです。
irootsの自己分析ツールはかなり精密で、115万人以上の就活生から収集したデータを分析し、的確な診断が可能となっています。
自己分析ツールだけでも利用する価値がありますが、irootsは参加企業に関しても独自の基準を設けており、スカウトが来る企業はかなり厳選されているのが魅力。
ブラック企業からスカウトが来る心配が少ないため、優良企業のスカウトを確実にキャッチしたい就活生に非常におすすめです。
◆irootsのおすすめポイント
- 就活生のデータから客観的な自己分析ができる
- 独自の基準で参加企業を厳選している
- 大手企業の参加が多い
6.JOBRASS新卒
『JOBRASS新卒』は、求人広告などで有名なアイデムが提供する逆求人サイトです。
JOBRASS新卒の最大のポイントは、エージェントのサポートが受けられる点にあります。
逆求人サイトでありながら、就活エージェントが個別相談に乗ってくれるユニークなシステムをとっており、スカウトを待ちながらエージェントからの求人紹介も期待できるのが魅力です。
また、企業へのアピール機能も搭載されており、他の逆求人サイトよりもかなり能動的に動けるサービスといえます。
◆JOBRASS新卒のおすすめポイント
- エージェントのサポートが受けられる
- セミナーやイベントが豊富
- 企業へのアピール機能がある
7.CheerCareer
『CheerCareer』は、ベンチャー企業のスカウトに特化した逆求人サイトです。
他の逆求人サイトに比べてベンチャー企業を志望する学生へのサポートが強く、スタートアップ志向のセミナーやイベントが豊富に実施されています。
なかには内定に直結するイベントもあり、いち早くベンチャー企業からの内定を獲得したい学生には最もおすすめの逆求人サイトです。
◆CheerCareerのおすすめポイント
- 将来性の高いベンチャー企業の参加が多い
- セミナーやイベントが豊富
- スキルアップにつながるイベントも
8.理系ナビ
『理系ナビ』は、理系学生に特化した逆求人サイトです。
理系学生ならではの専攻を活かして企業からのスカウトを絞ることができるため、志望業界がある程度決まっている理系学生なら利用する価値があります。
また、理系学生向けのセミナーも随時開催されているのもポイント。情報が少なくなりがちな理系の就活ですが、理系ナビを使えば有利に就活を進められるでしょう。
◆理系ナビのおすすめポイント
- 理系学生に特化
- 専攻を活かせる
- 理系向けのセミナーが豊富
9.TECH OFFER
『TECH OFFER』は、技術職を志望する理系学生に特化した逆求人サイトです。
最大のポイントは、TECH OFFER独自のマッチングシステムにあります。 学生それぞれの研究テーマにあわせてキーワードからマッチングする仕組みをとっており、自身の学業実績が活かせるのが魅力的ですね。
そのほか、理系向けの就活コラムや役立ち情報も豊富なため、出遅れてしまった学生でも情報を駆使して挽回が期待できます。
◆TECH OFFERのおすすめポイント
- 理系学生に特化
- 研究テーマにあわせてマッチング
- 理系向けの就活情報が豊富
10.逆求人フェスティバル
『逆求人フェスティバル』は、IT企業やベンチャー企業に特化した逆求人サイトです。
他の逆求人サイトと違い、経営者や採用担当者と直接面談できるシステムを取っています。
スカウトを待つだけでなく、こちらからアプローチもできるという点で、非常にユニークな逆求人サイトといえますね。
また、面談のフィードバックももらえるため、ダメだったところや課題が見つかるのもポイントです。
もし面談に失敗しても、他の選考に活かせるので、プログラマーやベンチャー志向の就活生はぜひ活用したい逆求人サイトです。
また、逆求人フェスティバルに関しては以下の記事でも紹介しています。気になる人はぜひチェックしてみてください。
◆逆求人フェスティバルのおすすめポイント
- IT企業の参加が多い
- 経営者や採用担当者と直接面談できる
- イベントのフィードバックがもらえる
逆求人サイトのかしこい使い方
ここからは、逆求人サイトをさらに有効活用するためのノウハウを解説します。
せっかく逆求人サイトに登録するのであれば、就活に役立てたいですよね。そこでまずは、逆求人サイトの「かしこい」使い方について見ていきましょう。
複数の逆求人サイトに登録しておく
逆求人サイトを利用する際は、先ほどピックアップしたサイトのなかから、複数の逆求人サイトを利用しましょう。
ひとつの逆求人サイトに登録しておくよりも、複数登録しておいた方がスカウトのチャンスは増えます。
プロフィールも一度作成してしまえば、2つ目以降の逆求人サイトで内容を大きく変える必要はないため、それほど面倒ではないでしょう。
よって、ひとつの逆求人サイトに登録してスカウトを待つよりも、サクッと複数のサイトに登録しておいた方がより効率的といえます。
他の就活サービスと併用する
紹介してきたように、逆求人サイトは登録してスカウトを待つだけの便利なサービスです。
しかし、100%企業から魅力的なスカウトが届くとは限りません。待つだけでは当然良い結果は生まれないでしょう。
よって、逆求人サイトでスカウトを待つのと同時に、通常通り企業に応募したり、求人サイトを利用したり、自分でも就活を進める必要があります。
自己分析などのツールを徹底活用する
逆求人サイトのなかには、就活に役立つツールが備わっているサービスがあります。
例えば、dodaキャンパスやirootsの自己分析ツールは非常に高精度なため、就活において重要な自己分析をブラッシュアップするのにかなり便利です。
そのほか、キミスカの適性検査などを使えば、自分に向いている業界や企業を決めるヒントになるでしょう。
逆求人サイトのメインはスカウトを待つことですが、このようなサービスを徹底活用すれば、より良い就活が可能です。ぜひ有効活用しましょう。
逆求人サイトのプロフィールを書くコツ
記事中で何度も言及してきた通り、逆求人サイトを使ううえで最も重要なのは、魅力的なプロフィールを書くことです。
ここからは、魅力的なプロフィールを書くコツについて、具体的に解説していきます。
各項目はなるべく100%埋める
逆求人サイトのプロフィールを書くのは、エントリーシートや履歴書を書くのと同じように骨が折れる作業です。
しかし、逆求人サイトの良いところは一度プロフィールを書いてしまえば、企業ごとに内容を変える必要がないこと。であれば、最初のプロフィールに時間をかけることは決して非効率な作業ではありません。
当然、プロフィールに穴があると見る側の印象としても「スカウトを送りたい」とは思えませんよね。
そして印象論だけでなく、OfferBoxのデータから「プロフィールを80%以上入力している学生の9割がスカウトを受け取っている」という結果も出ています。
参考:OfferBox活用法/OfferBox
よって、プロフィールはなるべく100%に近い入力率を目指しましょう。
自己PRは入念に
逆求人サイトのプロフィールで最も力を入れるべきは「自己PR」です。
素晴らしい経歴や受賞歴、保有資格などを書き連ねるのも良いですが、それだけでは就活生の人となりや、大事にしている価値観が伝わりません。
逆求人サイトは、あくまでスカウトを待つのが基本。よって、自己PRが評価されなければ選考のスタート地点にも立てないということを意識しましょう。
ひとつの項目に詰め込みすぎない
プロフィールに力を入れすぎて、ひとつの項目に文章を詰め込みすぎるのも逆効果です。
よって、サイトにもよりますが、一つの項目に書く文量としては200〜300字程度が望ましいです。
スカウトを送るか検討している企業の人事担当者は、1日に何人もの学生のプロフィールをチェックしています。そのため、文章が長すぎると最後まで読んでもらえない可能性もあるでしょう。
よって、自己PRなどの項目を記入するときは「結論から先に書く」ことを意識し、多すぎず少なすぎずの文量で簡潔にまとめるのがベストです。
自分を飾りすぎない
企業の目にとまることを意識しすぎるあまり、普段の自分とは違う自分をアピールしたり、必要以上に経歴を華やかに見せる必要はありません。
多くの企業は、優れた経歴を重視しているのではなく、学生の個性を重視しています。また、仮に飾ったプロフィールでスカウトをもらっても、面接でボロが出るため良い結果に繋がることは多くありません。
よって、日頃行なっている学業や学外活動において、自分が大切にしている価値観やありのままのキャラクターをアピールすることが重要です。
写真は超重要
多くの逆求人サイトでは、プロフィールに自分の写真を掲載します。
写真は、その人の第一印象にかかわる非常に大事な要素です。よって、写真選びはスカウトの有無に直結します。
具体的には、
- 自身が判別できる、自然な写真
- 普段の自分の個性が伝わる写真
- できれば笑顔で明るく写っている写真
- プロフィール内容に関連するような写真
上記のような写真が望ましいですね。
逆に、下記のような写真はNGです。
- 人が多すぎる集合写真
- あまりに公序良俗から外れた写真
- 履歴書に貼るような証明写真
これらは、逆求人サイトのプロフィール写真としては適切とはいえません。
ただ、上記で気になるのは、なぜ証明写真がNGなのかということについてではないでしょうか。
証明写真は、あくまで履歴書など個人情報として扱われるものです。逆求人サイトが求める意図としてはあまり適切ではありません。
逆求人サイトの写真としては、いかにも就活感のある証明写真より、普段の自分が伝わる自然な写真が良いということですね。
逆求人サイトの就活生からの評判は?
逆求人サイトについてはほぼ全容が理解できたと思います。
しかし、実際に逆求人サイトを利用している就活生の声も気になるところです。
そこでここからは、逆求人サイトについて、実際に利用している就活生からの評判を紹介します。
良い評判
逆求人サイトについて良い評判では、以下のような声があがっていました。
- 内定でお祝い金(ギフト券など)がもらえた
- 地元の企業からスカウトが来た
- 色々な業界を知ることができた
- 面接練習に使える
- 有益なイベントに無料で参加できる
まとめると、保険のために逆求人サイトを利用している就活生が多く、なかにはお祝いやイベントなど恩恵を受けている就活生も多く見られました。
悪い評判
一方、逆求人サイトについて悪い評判では、以下のような声があがっていました。
- メールが届きすぎて大変
- ブラック企業からしかスカウトが来ない
- 興味のない企業のスカウトが多い
まとめると、なかにはブラック企業のスカウトが多い逆求人サイトもあり、うまくスカウトを管理しないとストレスになる可能性が高いようですね。
逆求人サイトについて注意すべきこと
最後に、逆求人サイトについて注意すべきことを紹介します。
ここまで把握できれば、逆求人サイトを使う準備は完璧に整うので、ぜひ参考にしてください。
スカウトを受ける企業は必ず事前にリサーチする
スカウトが来たからといって、安易に承認せず、スカウトを受ける場合は必ず事前にその企業について調べましょう。
通常の就活サイトでも言えることですが、企業の募集要項に書いてある内容が、入社してみたら実際は違ったというのはよくあることです。
また、先ほど口コミを挙げたように、逆求人サイトにはブラック企業からのスカウトが来る可能性もあります。
よって、スカウトを受ける場合はその企業について入念にリサーチし、納得のうえで選考に進みましょう。
スケジュール管理に気をつける
逆求人サイトを利用する場合は、スケジュール管理に気をつけましょう。
複数の逆求人サイトと他の就活サービスを併用する場合、気をつけたいのは選考の日程調整です。管理が疎かになると、他の選考と日程がバッティングしてしまいかねません。
また、うまく調整できないとスケジュールが必要以上にタイトになり、疲弊してしまいます。
よって、自分がどの就活サービスを利用し、どの企業の選考に参加しているのかを常に把握し、余裕のあるスケジュール管理を行いましょう。
必ずしも選考が有利に進むわけではない
逆求人サイトには特別選考のメリットがありますが、だからといって選考対策を疎かにしていいというわけではありません。
スカウトは、あくまで企業が就活生に「興味を持っている」ことを示すシステムです。選考の過程で自分をアピールできなければ、特別選考であっても内定は獲得できないでしょう。
よって、逆求人サイトでスカウトが来た=内定確実、ということにはなりません。特別選考であっても、しっかりと対策をして挑むのが重要です。
こまめにログインすることも大事
逆求人サイトによっては、学生のログイン履歴が企業側に表示されるシステムを取っているところもあります。
企業側からすれば、何日もプロフィールを放置している学生より、頻繁にサイトをチェックしている学生の方が好印象です。スカウトが届く確率も上がるでしょう。
よって、ログイン履歴が表示される逆求人サイトでは、こまめにログインすることも重要になります。
できれば、こまめにプロフィールを更新し、常に最新の状態を保っておくのが理想です。
まとめ
逆求人サイトは登録するだけで思わぬメリットがたくさんあるうえ、他の就活サービスと併用することでより効果的に就活を進められることがわかりましたね。
他の就活サービスに比べると保険的な扱いで利用している就活生が多い印象ですが、近年では大手企業の登録も増えており、登録しない手はないでしょう。
就活をより効率的に進めたい人は、ぜひこの記事を参考に、いくつか逆求人サイトに登録してみてください。