「自分のキャッチコピーの創り方、何から何まで全然わからない…」キャッチコピー作成は、就活生の難関の1つですよね。
本記事では、就活におけるキャッチコピーの具体的な作成方法やオススメ書籍などを紹介しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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この記事の目次
【就活のキャッチコピー】採用担当者の心を掴むコツ・作り方
就活におけるキャッチコピーの位置づけや価値などについて紹介していきます。
今回の記事を通じてキャッチコピーをうまく活用できるようになれるのを目指していきましょう。
1.そもそもキャッチコピーとは?
キャッチコピーを直訳すると、
「キャッチ=掴む」「コピー=文章・言葉」、つまり「(相手の心を)掴む言葉」という意味になります。
商品を端的に表し、消費者の目と心を鷲掴みにするのです。
このように、キャッチコピーは「消費者の心を掴むよう、商品の良さを短文で表したもの」と定義できます。
1-1.一言でコアを表す技術
キャッチコピーは、「一言で『コア(=本質・本当の価値や価値観)』を表す技術」です。
例えば、世界中の新型コロナウイルスを10分で絶滅させる「コロナ除去機」を発明したとします。しかし、キャッチコピーが「ウイルスの強い味方!お買い得!」だとしたら、すごさが伝わりませんよね。
「10分後、2年前に戻る」のように、価値が端的に伝わるようにしなければなりません。
商品の「真の価値」を短い文章で表すのが、キャッチコピーの本質です。
1-2.印象と結果を大きく左右する重要な要素
広告界では常識ですが、キャッチコピーで商品の印象が決まり、売れ行きも大きく変わります。
「他より優れている」という良い印象を持たれた商品は、需要も売上も増加しますし、逆も然りです。
就活でも、キャッチコピーのクオリティは内定率に直結する要素であると考えましょう。
2.就活で「自分キャッチコピー」を創る目的は?
就活におけるキャッチコピーの目的を説明します。
優れたキャッチコピーは、採用担当の目と心を奪い、あなたのコアを瞬時に伝えてしまいます。
2-1.自分に興味を持ってもらうため
1つ目は、興味を持ってもらうことです。
採用担当者は、何千にも及ぶ退屈なESを見ています。その中にパッと目を引くキャッチコピーがあると、掛け値なしに「会いたい」と思うそうです。
きらりと輝くキャッチコピーで採用担当者の目を釘付けにしましょう。
2-2.自分のコアを理解してもらうため
2つ目は、あなたという商品のコアを理解してもらうことです。
採用とは、企業にとっては高額な「買い物」です。買い物中、書類選考や面接を通じて「あなたという商品の真の価値」を見定めているのです。
そんな相手に、コアの部分をキャッチコピーで伝えることができたら、他の就活生より大きくリードすることができます。
相手が欲しがっている情報を、キャッチコピーという形で提供しましょう。
採用担当者も同様に、「スキル」「学生時代の経験」「強み」「自社に貢献してくれそうか」を見ているのです。
2-3.表現力をアピールするため
3つ目の目的は、表現力をアピールすることです。
コロナによる非対面のビジネスシーンが増えた昨今、言葉の重要性が増していくと考えられます。優れたキャッチコピーを創り、「伝えたいことを端的に伝える」力があることを証明しましょう。
だからこそ、表現力は大きなアピールポイントですね。
3.優れた「自分キャッチコピー」のメリットは?
優れたキャッチコピーは、就活生にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは筆者の経験や知見を基に、3つのメリットを紹介していきます。
3-1.採用担当者の目に留まる!
まずは、採用担当者の目を惹きつけることができる点です。
就活生たちの退屈なESの中で、光り輝くキャッチコピーは目立ちます。採用担当者の脳内に入り込みましょう。
「私は、クスリと下ネタでできている」などは、印象には残りますが選考には残りません。
3-2.採用担当者に「自分」を一瞬で理解してもらえる!
次に、自分のコアを説明する手間が省けるという点です。
自己分析の結果、あなたを構成するコアが見つかったと思います。本来ESや面接を通じて説明しなければならないあなたのコアを、キャッチコピーだけで理解させることができるのです。
伝えたかったのは「仕組みづくりが好きです。人々の便利や快適やハッピーを生み出せることにやりがいを覚えます」という点です。
3-3.書類や面接が一貫性を持つ!
最後に、キャッチコピーでコアを示すことで、ESや面接に一本の軸が通るという点です。
どこを切り取ってもコアが示されているようにしておきましょう。
採用担当者は矛盾を嫌い一貫性を好みますよ!
4.キャッチコピーの作り方を紹介!
では、キャッチコピーの作り方を紹介します。ぜひかっこいいキャッチコピーを創ってみてください。
4-1.ターゲットを絞り込む
まずは、ターゲット選定です。
就活の場合は「志望企業の社員全員」となります。誰が面接官になるかわからないので、細かなターゲット選定はできません。
しかし、社員たちの特性だけは調べておきましょう。社風という言葉があるように、同一社内の人々の特性は案外似通っているものです。
4-2.ターゲットが望んでいることを考える
次に、ターゲットが何を望んでいるかを考えましょう。
新卒採用ページには「こんな人に来てほしい」と書いてありますし、業務内容から「どんなタイプの人なら活躍できるだろう」と推測するのも有効です。
面接官が「採用したい」と思えるようなキャッチコピーを考えましょう。
「人の幸福を願ってサービスを提供できる人」という、企業が共通して欲しがる特性をアピールしました。
ハードな営業マンを欲しがる会社には、「すっぽん?ああ、あのすぐ諦めるやつですか」のようなコピーもいいですね。
4-3.自身の『コア』を羅列する
ターゲットの欲しいものが分かったら、「あなたがどんな商品か」を考える番です。
しっかりと自己分析をすると、自身のコアが5~6個見つかります。単語レベルで良いので、列挙してみましょう。
4-4.自身の『コア』を絞り込み、短文でまとめる
列挙したコアのうち「ターゲットとなる会社の社員が」「一緒に働きたいと思うように」「2~3のコアを盛り込んで」「端的にまとめる」という作業をします。
一番頭を使いますが、方向性は絶対に間違っていません。自信を持って取り組んでください。
川柳に親しんでいる日本人のリズム感に合うよう、5文字と7文字の区切りを意識しました。
5.キャッチコピーにまつわる本おススメ3選!
ここでは、キャッチコピー創りに役立つ本を3冊紹介します。
『言葉にできるは武器になる』
まずは、『言葉にできるは武器になる』です。
心が動いた瞬間、頭の中で発せられる「内なる言葉」を言語化するための様々なノウハウが紹介されています。
「内なる言葉」に耳を傾けることでコアを知り、優れたキャチコピーが書けるようになります。
『キャッチコピー力の基本 ひと言で気持ちをとらえて、離さない77のテクニック』
2つ目は、『キャッチコピー力の基本 ひと言で気持ちをとらえて、離さない77のテクニック』です。
これまでに著者が手掛けた多くの事例が紹介されています。
世界で一番多くの人の心を掴んでいるイエス・キリストの教えにはハッとさせられました。
『キャッチコピーの教科書』
3つ目は、『キャッチコピーの教科書』です。「誰でも2時間で書ける!」という謳い文句の通り、教科書的に手順が記されています。
6.まとめ
ここまで、就活のキャッチコピーについてお伝えしてきました。自分のキャッチコピーが役に立つのは、就活だけではありません。
ビジネスでも私生活でも、すぐに相手に覚えてもらえるのはとても大事ですよね。
オススメ書籍も参考に、ぜひ世界で1つのキャッチコピーを創ってみてください。